「もういくつ寝ると、お正月~♪」と云われるくらいの時期になりましたね。
来週の今日はもう元旦ですか? 1年の過ぎるのは早いものです。

そこで今日は今年の総括として1年を振り返ってみます。

1月公演は歌舞伎座で「四の切」の舞台稽古を終えた昨年末
31日の始発で大阪へ向かい元旦は大阪の家人の実家で迎えました。

実に2年ぶりの大阪滞在でしたが2日の朝、歌舞伎座の初日、
夜の部最後の「四の切」出演のために慌ただしく帰京。

「四の切」の出演は特別バージョンで近習として当日のテレビ生中継
「こいつぁ~春から」で放送され姪っ子、甥っ子たちも見てくれた様子(笑)

1月の1部がコロナのためにある時期休演になりましたが3部は何とか中止にはならず
無事に千穐楽を迎えました。

2月はお休みで冬季オリンピック北京大会で大いに盛り上がる中、
22日より3月「新・三国志」のお稽古が始まりました。

深夜の舞台稽古から初日あたりにかけて精神的な疲れで台詞が覚えきれず
毎日がハラハラドキドキ。5日目あたりからなんとか乗り越えられました。
この月は千穐楽まで何とか無事に公演ができました。

4月は歌舞伎座で「天一坊大岡政談」に百姓畑六で出演、
昼の部で一言だけのお役、これはありがたかったです(笑)

5月はまたまたお休み、GWにかけて大阪を往復、お休みを満喫。
31日には古希を迎えました。私が~? 
みたいななんか他人事の様な感じでした、まだ認めたくない(笑)

6月は歌舞伎座で「猪八戒」に村人松月で出演、久しぶりに
一門総出の様な舞踊の舞台でしたが、このお役も本当に楽でありがたかった。

7月は「當世流小栗判官」で何回も勤めさせて頂いた膳所の四郎蔵、
楽しんで勤めておりましたが、18日私を始め男女蔵さん 門之助さん
笑也さん他、2幕浪七内の出演者がのきなみ休演せざるを得ない事態となり、
お客様が入場された後での公演が中止となってしまいました。
申し訳ない結果となりました。 痛恨の極み・・・。

8月は「東海道中膝栗毛 弥次喜多」で役人二輪草三郎と
オークションの茶人宗晃、二輪草三郎は7月の休演の取り返しとして
大いに頑張り本水にまで飛び込んでの大車輪の舞台でした(笑)
途中、染五郎さんと團子さんが休演、猿弥さんと隼人さんが
男役の代役をされました。

9月はまたまたお休みで、月初めに「ひとつなぎの会」を京都春秋座まで
見に行き若手の成長の証を楽しみました。
そして法隆寺や藤木古墳など奈良を探索。

10月驚いた事に「盲長屋梅加賀鳶」の道玄宅に登場する口入屋、
おつめ婆さんのお役渡しにびっくり・・・(笑)
でもひと月楽しんで勤めさせて頂きました。
29日はエスパス・ビブリオで秋の大芸術祭
オークション大会に支配人ディスコとしてMCを担当(笑)
私の作品の絵画も買って頂きました。

11月はいよいよ『十三代目市川團十郎白猿』誕生の襲名披露公演
「祝成田櫓賑」に記念すべき瓦版売りとして出演させて頂きました。
これはみな様の記憶に新しい処。

そして12月もお休みでしたが、サッカーW杯は盛り上がりましたね(笑)

19日は篠原演芸場で「年末年忘れリサイタル」に出演させて頂きました。

これも素敵な思い出が出来ました。

 

 

年々徐々にではありますが元に戻りつあるのは嬉しい状況です。
今年は海外とまでは行きませんでしたが国内旅行や

近場のホテル滞在も何回かできました。


今年の総括 ざ~っと書いてみましたが2、5、9、12月と
お休みの月が4ヶ月もありました。
その他、コロナのために休演だとかがあり まだまだ今年も日常と云うには
程遠い1年でした。

年齢も年齢ですので毎月毎月を全力投球の力で

舞台に立つと云う事が叶いません

来年の1月は私、またお休みの月から始まりますが、
2月博多座「新・三国志」出演のためにまたまた英気を
養っておきたいと思います。

1年は長いですが過ぎて行くと早いと感じるものでもあります。
来年も焦らないでゆっくりゆっくり1歩ずつ進んで行ければと思います。