今月『芸術祭十月大歌舞伎』の出演のために歌舞伎座のある東銀座へ
通い始めて1週間が過ぎました。

夕方からの通勤はちょっと気が引けますが、それを補ってくれるのが
地下鉄車内読書の復活です(笑)

でも好きな著者の本は大概読み切ってしまい、あらたな本を探していました。

池井戸潤さん あさのあつこさん他 次は誰の本にしようか?
佐伯泰英さんの本も完結してしまった作品が多く 続いている作品は
長すぎて途中で途切れてしまいました(笑)

私はわりと時代小説 それも戦国ものが好きなのですが、
家人が「毛利元就」を読んでみたら・・・と。

 

詳細は忘れましたが、最近何度か我が家で話題に上がった武将です。

一度は、お相撲を見ていた時だと覚えているのですが、後は何でしたっけ?

 

どちらかと云えば、戦国時代は私の方が詳しいはずですのに、

毛利元就については家人の方が詳しい。



そう云えば安芸の宮島に行った時、毛利の合戦場と云う表示の場所が
残っておりました。

その話をした時も「陶氏との戦いな」と即答されました。

・・・ちょっと悔しい

云われてみると、信長や秀吉、家康あたりに繋がる戦国ものは
多く読みましたが、それより少し前の時代の「毛利元就」は
歴史的な戦いはあまり知りません

名前だけは「毛利元就」知っていたのに・・・。



今月ご一緒している芝翫さんがだいぶ前に大河ドラマで「毛利元就」を
演じられていましたね。
家人が詳しいのは、この大河ドラマを見ていたからですって。

未だに、『遺留捜査』を見たら「隆元~」、カムカム見ていても「元春~」

昼の情報番組では「隆景~」って云いだします(笑)

見てないからわからへんし・・・


と云う事で家人の言葉を参考に今月の通勤読書はその「毛利元就」の
原作のひとつともなった永井路子さんの『山霧』を読んでおります。



これは「毛利元就」と云うより嫁いできた奥方の視点から見たお話。
吉川国経の娘「美伊」本書では登場時に1回名前が出て来ただけで
この後はほとんど「おかた」と呼ばれております。

上下巻2冊ですが、はや1冊目が終ろうとしております。

今まで読んで来た作風とだいぶ違い面白い視点で書かれてありますね(笑)
女性の作家と云う事で読みやすいです。

 

家人も昔かなりたくさん読んだ作家さんと云う事ですが、最近はそこそこの規模の

本屋でもおいていない事が多く・・・ネットで買える事のありがたみを感じました。



ただ私の認識不足で毛利と戦う武将の名前に知識がありません
その分予備知識なしにお話に入れるのですが・・・。

毛利と云うとどうしても思い出すのが子供に伝える「3本の矢」と
それと同じく隆元、元春、隆景と云う3人の子供の名前。

これが大相撲大好きな私、どうしても3人の関取。
若隆元 若元春 若隆景に意識が行ってしまいます(笑)

この3人も大相撲を支える「3本の矢」ですね。

現在『山霧』を読みながら通勤の車内が楽しみな猿三郎でした。