15日間、両国国技館で繰り広げられた大相撲秋場所の熱戦、
毎日見ていたそれが今日からないと、やはりなんか大相撲ロスです(笑)

コロナのせいで数場所、両国国技館で大相撲が開催されておりましたが、
ここの所、地方場所も再開されて来ましたね。

本来は年3場所両国国技館で開催されるのが通常ですから力士の皆さんは
この場所は聖地でしょうね。

引退されてからも親方や部屋関係の方たちのきっと
思い出深い場所となられる事でしょう。

 



私は一昨日、初めて両国国技館で大相撲を観戦いたしました。
大相撲を見たのは初めてですが実は私にとってもこの両国国技館は
大変思い出深い場所なのです。

相撲観戦は初めてです。

でも、国技館に入ったのは初めてではありません。

それどころか 実は、国技館で飛んだ事があるのです。
は??何を云っているの?と思われるでしょうか。


両国国技館の空間を私は宙乗りで飛んだことがあるのです(笑)


猿翁旦那のスーパー歌舞伎『ヤマトタケル』の特別な催しでした。
1990年(平成2年)4月28日

『オラトリオ ヤマトタケル 愛と平和への出発(たびだち)TEPCO 1万人コンサート』


この総指揮は、なかにし礼さんで 音楽監修は三枝成彰さん
演奏:東京シティ・フィルハーモニック・オーケストラのみなさん。
1万人のコーラスのコンサートの最後にヤマトタケルの白鳥が宙乗りで

国技館を飛ぶと云う演出が行われました。

 

もちろん、本番は猿翁旦那が飛んだのですが・・・
実は、その本番前日の舞台稽古の時は代役として私があの扮装をして
両国国技館の空間を飛んだのです。

舞台稽古当日、1万人のコーラスの方や舞台関係の皆さんは

中央舞台(本来土俵のある所)から私がヤマトタケルの白鳥でせり上がると

猿翁旦那だと思われて登場した時は大いなる拍手を下さいました、

・・・人違いとは思われず・・・
 

気持ちよかったですね(笑)

そして音楽と共に本場所では吊り天井があるところのさらにその上を

飛ばせていただきました。


中央から東に向かってか、向こう正面に向かってかは覚えておりませんが
かなり高かった事は覚えております。

高さも距離も歌舞伎座よりずっとありますね。

その拍手を聞いた舞台稽古の時の旦那のひと言・・・

「別に私じゃなくても分からないね」・・・と。

 

いえいえ、そんな事はありませんが、私も代理として大変気持ちの良い思いを

させて頂きました。

一昨日、2階座席からこの空間を見た時は その懐かしい思い出でいっぱい。
30年以上も前にこの両国国技館は私の思い出の場所となっておりました。

その事を改めて思い出させてくれた大相撲観戦でした(笑)