今日から歌舞伎座『八月納涼歌舞伎』の第1部「新選組」の
福之助さん歌之助さんが復帰され通常の配役に戻りました。
10日間の休演は長かったですね。
第3部の「弥次喜多流離譚」の染五郎さん 團子さんの復帰も待たれる所ですが、
毎日、薄氷を踏む思いでの公演が続いております。
舞台上では猿弥さん 隼人さん 笑也さん 笑三郎さんの
それぞれのお役も慣れてきましたでしょうか?(笑)
でも4人ともおそらく染五郎さんと團子さんに「早く帰って来てくれ~」と
望まれている事は容易に察しがつきます(笑)
千穐楽までには間に合うとは思うのですが・・・。
舞台上ではそんな事は関係なく物語は毎日楽しく進んでおります。
序幕は「俊寛」のパロディーで幕が開きます。
弥次さん喜多さんは前回のシリーズの最後に伊勢神宮の大花火に打ち上げられ
喜界ヶ島ならぬ奇怪ナ島まで飛ばされて来たと云う設定(笑)
そこをある事で脱出して長崎に到着いたします、ここでは唐人行列が行われていました。
長崎から江戸までがまたまた波乱万丈の道中記。
今日の写真はその唐人行列の紅一点、雀祥梅の松本幸雀さん
華やかな雰囲気ですね(笑)
どこやらで見覚えのある衣裳ですが。
幸雀さんは国立劇場歌舞伎養成科の第1期生です。
幸雀さん以外にも第1期生の方で活躍されている方は数人居られます。
ここから始まったのですね(笑)
今では養成科出身の人が歌舞伎界の一大勢力ではないでしょうか(笑)
私ももし養成科に入っていたとしたらちょうど1期か2期あたりの同年代です。
私の大滝前の花道の役人二輪草三郎の登場には毎日大きな拍手を頂いております。
まだまだ国立養成科出身の人たちには負けられない自分がおります(笑)
そして千穐楽までのカウントダウンが始まりました。
あと一息、指折り数えております。