今日で7月歌舞伎座、半分の公演が終わりました。後半戦へスタートです。
今日も『當世流小栗判官』の2幕浪七住家の場の巳之助さんの橋蔵全開でした(笑)

 

もう中日も過ぎましたので、多少のネタばれなどはご容赦ください。



例によって浪七(猿之助さん)に詰めよる場面「寝てるの? 何か考えてる? 
あ、わかった、来月の『東海道中膝栗毛 弥次喜多』の演出の事、
もう考えてるでしょ?」・・・と、

「ダメよ!そんな先々のこと考えちゃ 疲れちゃうよ。」みたいな・・・。
この台詞にお客様も大喜びでした(笑)

明日は日曜日でさらにアドリブが増すのではないでしょうか?


その橋蔵に偽代官の役をさせた鬼瓦の胴八(男女蔵さん)と私四郎蔵。
橋蔵に持って行った時点でお客様もうまく行くとは思っておられませんよね(笑)

案の定、浪七にバレてしまい巧み事は失敗してしまいます。
うまく行くわけあるかいな・・・



逆に胴八が持っていた小判が、御金蔵を破られて持ちされた小判である事がわかり
盗賊の余類と浪七に詰め寄られてしまいます。

もっとも胴八に小判を渡したのは私ですが・・・、私も盗賊の一味なのですね(笑)
「俺の親方黒駒どん」が盗賊の首領だったとは、私も意識してませんでした(笑)

そう云えば私は盗賊の一味だったんですね。

改めて、そうやん!!と思ってしまいました(笑)



女房お藤(門之助さん)は浪七を助けるために命を落とし、その浪七は
照手姫を逃がすために命を捧げ、壮絶なる最期を迎えます。

胴八も 私四郎蔵も結局悪だくみのために死んでまいります。

生き残ったのは照手姫と矢走の橋蔵だけ・・・(笑)


なんだかだ云いながらやりたい放題やって花道を意気ようようと引き上げて行くので
橋蔵は決して悪い役ではありませんよね(笑)

今日の写真は鬼瓦の胴八の男女蔵さん


そして私とのツーショットです。


男女蔵さんだけと思いましたが、「一緒に撮りましょう」と云って下さいました。
私の方が先に出番が終わりますので私はもう扮装を解いております。

あと半分の公演、男女蔵さん よろしくお願いいたします。