千穐楽まであと5日となりました。先月の『新・三国志』のお稽古から入れて1ヶ月ずつの
ここで定期が切れました、 あと5日なのに・・・(笑)

ま、仕方ないですね(笑)

『天一坊大岡政談』もあと5回、ここまで来ましたからちょっとネタバレ式お芝居のお話を少し

 



1幕の最初 天一坊がまだその名を名乗らず法澤(ほうたく)と云っていて
悪心を抱く前ですが・・・。

花道から法澤(猿之助さん)が登場する時に黒御簾音楽の合方で不思議な曲、
いや曲は普通なのですが不思議な歌詞の合方が流れます。


歌詞は「うさぎうさぎ これうさぎ、お前のお耳はなぜ長い~」と

ここで法澤が七三で顔をあげお三婆さんの所へ行く途中である事を告げます。

その後の歌詞が「ゆずりはを飲み込んで~」と 今回はここで途切れているのですが、
つづいては「それでお耳がこう長い~」・・・とつづきます。

植物の「ゆずりは」の葉はなるほど、うさぎの耳の様な形をしております。

その葉を飲み込んだのでうさぎの耳は長い・・・?(笑)


私、この合方は今回初めて聞きましたが『天一坊』の演目の法澤の登場にはどうも
いつも使われているようです。

前回の菊之助さんの天一坊の時もそうだったみたいです。

以前でしたら長唄さんにも私と親しい方もおられたので 色んな事を伺えたのですが
残念ながら今回の黒御簾さんに顔見知りの方も居られず、
ましてやまだ楽屋へも伺えない状況。

この後に続く歌詞を教えて頂く事が出来ませんでした。

でもユニークな歌詞ですよね、法澤とお三婆さん(笑三郎さん)のお酒のやりとりの間、
歌は流れませんがず~っとかすかにこの曲が流れております。

すでにご観劇の方、覚えておられますか?

またこれからご観劇の方は耳を澄ませてよ~くお聞きください(笑)