今月の『天一坊大岡政談』は江戸幕府 八代将軍徳川吉宗のお膝元
紀州(和歌山県)からお話が始まります。
とある一軒家、お三婆さんのうちで ひょんな事からとある事件が起こります。
この真相が大事なのですが大詰めで謎が解き明かされます。
もっともご覧になっているお客様は先刻ご承知・・・(笑)
その事件を起こしたのは法澤(ほうたく・・・猿之助さん)なのですが、
私たち村の者は知りません・・・なので法澤の新たな旅立ちに
私たちは見送りに来ております。
関西圏にお住まいの方はご存じだと思いますが、それが紀州(和歌山県)加太の浦。
私たちトリオ・ザ・百姓3人(笑)が近くで起こった事件を嘆きながら
法澤と別れを告げます。
本当はもう一人 七兵衛を入れて4人の筈だったのですが・・・。
つい七兵衛は遅れて来てしまい 法澤の独り言を思わず聞いてしまい
とんでもない災難に遭ってしまいます。
これが『天一坊大岡政談』の発端なのですが・・・。
このトリオ・ザ・百姓3人とプラス1は先月の『新・三国志』の曹操軍と劉備軍の4人(笑)
門松さん 私 猿四郎さん と 七兵衛は喜猿さん
先月の緊張感漂う舞台ではなく 毎日、のほほんとした舞台を勤めております。
4人とも今月は「ありがたいね~」と短い出番を喜んでおります(笑)
こんな事もあるから「役者は三日やったらやめられない。」
なんて云われるのでしょうか?(笑)
今日もこのなんでもない百姓3人の引っ込みにまでお客様から拍手を頂きました。
ありがたいですね~(笑)
歌舞伎座にて 毎日楽しく皆様のお越しをお待ち申し上げております。