今日の東京は花冷えの寒い1日となりました。

石神井川の桜並木も満開となりましたが、お天気がすぐれず曇り空、
ちょっと寂しげな状況でした。



今日は午後から『天一坊大岡政談』のお稽古がありました。
ですが『新・三国志』と違い私の出番はアッと云う間に終わりました(笑)

私と一緒に出ている人は猿之助さんの他 猿四郎さん 門松さん 喜猿さん
どこかで見たような人ばかりですが、昨日までのハラハラ感とは
まるで気分が違います(笑)

おかしいですね、まだメンバー的には余韻がつづいております。



そこで今日は昨日の余韻を少し引きずりたいと思います。

ある日のコメント欄に周倉が「心に思う人を互いにあかしあおうか?」
と、発案しますが周倉の思い人は誰なのですか? と云う問いかけがございました。

そう云えばもし周倉が兵士にたちに思い人は誰ですか?と聞かれたら
何と答えたのでしょうか?

 

私が周倉だったら??と思いまして、ちょっと妄想してみました。

案外「私の思い人は、彩華どのじゃ!」と答えたかも?
これは私の個人的な考えですが・・・(笑)

ま、初演時は現河合雪之丞の春猿さん、現在はご存じ段之姐さんと、

仲の良い飲み友達が演じてましたので、余計にそう感じてしまうのでしょうか。


また、「関羽の股肱の臣」と云っておりますので、おそらく彩華同様、早い時期から

行動を共にしていたことでしょう。

案外、ありえるかも??(笑)



もうひとつ、エピソードを 

これは寿猿さんに関することですが、千穐楽の2,3日前 1幕と2幕の幕間に

いつもは来る事のない 華陀の扮装をした寿猿さんが演出部の人と一緒に15分前の舞台に来られました。

何をするのかと思いきや、魏の国の場面で自分が曹操に殺された後の暗転幕の
降りる位置を確認してました。

自分としては千穐楽まであと3日だけですが、階段を昇ったあと、義賢最期の様に
階段落ちをしたいが幕は大丈夫か?・・・と。

演出部は風で暗転幕があおられる場合があるので倒れた時は今の位置でないと
当たる可能性があり危険です・・・と。

さすがに寿猿さん 階段落ちは断念するしかなくお客様の前でご披露とはなりませんでしたが、
私はそのやりとりを聞いていて寿猿さん 老いてまだ舞台に賭ける意思は
相当強いんだな~と感心しました(笑)


再演があれば寿猿さん また挑戦するのかな?
でもあまり危険な事はやめましょうね。

ちょっと『新・三国志』の余韻に関するエピソートでした。