私がオリンピックとしての記憶があるのは1960年の第17回ローマ大会。
辛うじて印象に残っているのはアベベ選手がフル・マラソンを
裸足で走りぬいて優勝した時の記憶があります。

しかし競技として覚えているのはこのマラソンくらいでしょうか?
私がまだ8歳の時ですし・・・(笑)

そして次の大会が1964年の第18回東京オリンピック。
この大会の記憶はやはり円谷選手のマラソン そして金メダルの女子バレーや重量挙げ 
ヘーシンクに負けた柔道などの印象が残っておりますね。

それから冬季大会も入れて札幌、長野、東京と日本では4回も開催されました。

1964年の東京大会からあとの夏季と冬季すべてのオリンピック、
私は一体、何回見ているのでしょう?(笑)


その都度見て来たのが、金メダルや銀メダルを取った人が
次回3回と出場して敗者となって去っていく新旧交代。

これはスポーツだけに限らず どの時代でも、どの社会でも見られる姿です。

頂点は長く続かず必ず若い人が次から次へと現れ新旧が入れ替わって行きます。
厳しいと云えば厳しい、そんなオリンピックを私も何回も見てきました。

昨年の東京大会の時もそうでしたが、今回もまたその状況を
目の当たりにしているように感じます。

金メダル確実と云われたベテランが破れる姿は見ていて悲しくなることもありますが、
若手が台頭してきてメダルを取った姿は見ていて清々しいです。



歌舞伎も例外ではありません

古典歌舞伎は新旧交代と云うより常に受け継がれて行くので
みな様はそれほどの印象はないかも知れません

ですがスーパー歌舞伎『ヤマトタケル』はすっかり新旧交代して、
猿翁旦那から右團次さん さらに猿之助さんへと受け継がれてきました。

3月には世代交代した『新・三国志』が上演されます。
猿之助さんの関羽と中車さんの張飛の扮装写真が公開されましたね。

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その中で劉備玄徳役の笑也さんはそのままと云うのはある意味、驚異です(笑)
やはり笑也さんの劉備玄徳は当たり役でした。

ここに諸葛亮孔明で弘太郎さんが青虎を襲名されて加わりどんなお芝居をご披露されるか、
これも新旧交代です(笑)

旧の私にとってもう新はないでしょうか?(笑)
旧ならば昔のお役 黄巾族首領 張角か? はたまたまた新しいお役か?(笑)

オリンピックを見ながらいろいろと『新・三国志』へ妄想を走らせております(笑)