歌舞伎座1月『寿初春大歌舞伎』今日の公演が終わり残すところ明日1日となりました。
正直、ようやくここまで来られたと少し安堵の気持ちです。
明日の千穐楽の『四の切』私のお役「近習 八郎太」悔いの残らない様に
勤めさせて頂きたいと思います。
一昨日の24日(月)第3部の公演に歌手の由紀さおりさんがご観劇くださったようです。
歌舞伎座の舞台と云うハッシュタグで思いがけなくヒットした由紀さおりさんの
ブログを見つけました。
そこには「歌舞伎座の猿之助さんの狐忠信を見て来ました、最後は宙乗りです。
この舞台に出会えたことに感謝です。」と云うお言葉で結んでおられました。
嬉しいですね。もちろん当日の舞台からは由紀さおりさんのお姿を
拝見する事はできませんでしたがあの日にご覧になられていたのですね。
私はもちろんデビュー曲の「夜明けのスキャット」から由紀さおりさんの
大ファンでもありました。
中でも「手紙」や「生きがい」は大好きな曲の一つです。
またお姉さまとデュエットの童謡や「トルコ行進曲」などの歌声も素敵ですね。
聞いていて本当に癒されます(笑)
若い頃に、某リプトンでアルバイトをしていた時、目の回るような忙しい仕事の中で、
楽しみの一つは、店内に流れる有線からの様々なヒット曲でした。
よく聞いておりました。
仕事しながら「ああ、今こう言った曲が流行っているんだ」と思いながら聞いていた中に、
由紀さおりさんの曲もありました。
私の青春の一ページですね。
そんな方が私の舞台を見て下さった、・・・云え云えもちろん猿之助さんを
見に来られた訳ですが(笑) その演目の中にも私が一応出て居た訳ですから・・・(笑)
どんな有名人の方でも、それこそ一国の首相や大統領でもお芝居をご覧になる時は
一般のお客様と同じ条件でご覧になられます。
過去には皇太子時代の天皇陛下や皇族の方たちも歌舞伎を見に来られておりました。
それだけ歌舞伎と云うお芝居は日本を代表する芸術であると云う事ですね。
その舞台に立てることは本当に名誉なことでありありがたい事です。
その気持ちを忘れずに明日の千穐楽の舞台も頑張って勤めて参ります。