3月の歌舞伎座公演のチラシでもすでに配役として書かれてございますが、
先日、市川弘太郎さんが3月の『新・三国志』に於いて市川青虎の名跡を
二代目として継がれる事が発表されました。

お役は『新・三国志』の中でも極めて重要な天才軍師、諸葛亮孔明。

これを機会にさらに大きく羽ばたいて行かれる事でしょうね。



青虎と云うお名前は初代猿翁旦那の末弟の市川小太夫さんの俳名だそうです。
初代青虎さんの前名は市川小金吾さんと云われ、私も少なからずご縁がございました。


亡くなられたのは2006年(平成18年)ですが、生まれは私の父と同じ
1926年(大正15年)で父と青虎さんとはよく喧嘩もする
大親友でもありました(笑)

 

父と青虎さんは役どころも性格も雰囲気もよく似ているからですかね(笑)

私の宝塚大劇場の初舞台当時 父と同じく宝塚新芸座に在籍しておられ
私もよく遊んで頂きましたし 昔の8ミリにも青虎さんはよく登場しました(笑)

私の父同様、一時歌舞伎を離れておられましたが 後年関西歌舞伎に復帰され
坂田藤十郎さんの近松座に所属されておられました。

東京の方には馴染みが少ないかも知れませんね。


今回、弘太郎さんがおもだかやの一門としてその青虎を名乗られ
幹部さんのご披露をされるみたいです。

この時期、なかなか襲名や名題昇進披露などが滞っておりますが
やっとご披露が叶う事は本当に嬉しい事です。

今日の写真は弘太郎のお名前では最後の舞台、
新青虎さんの『四の切』の亀井六郎です。



3月『新・三国志』での諸葛亮孔明も楽しみな舞台となりそうです。
・・・私のお役は何だろう。