『新版 伊達の十役』11時開始の舞台にての総ざらいでした。
昨日 明かり合わせや 立ち位置を確認した甲斐あってなんとか時間通りに終わりました。
総ざらいですがやはり、猿之助さんと吹き替えだけは衣裳かつら お化粧をして
お稽古に臨まれておられました。
他の人たちはお稽古着で 多少のタイミングのずれや戸惑いなどはありましたが、
明日は初日通りの舞台稽古、その問題も明日解消されると思います。
今日のこの後の『ぢいさんばあさん』のお稽古には菊五郎さんが
監修される事になっておりますし さらにそのあとは玉三郎さんの
お稽古が控えているので時間が押せ押せになる訳にはいかなかったのです。
なんとか4日間のお稽古で初日に間に合いそうですが本当に綱渡りですよね(笑)
コロナ禍での歌舞伎公演の復活はありがたかったですが、月ごとに
2日間の休演日のお陰で公演日数が少なくなった上にお稽古期間まで
縮小される事態となりとんだ副作用をもたらしてくれる事となってしまいました。
総ざらいも舞台で行う事が当たり前みたいにもなって来ました。
ダイジェスト版とは云え『新版 伊達の十役』のようなこう云った新作物、
以前は1日中その演目にかかりっきりでお稽古しておりました。
以前の色んなお芝居のノウハウがあるので何とか初日が開くかも知れませんが
ぶっつけ本番的な初日はやはりお客様に申し訳ない気が致します。
明日、もういちど初日通りの舞台稽古で最終確認いたします。
早替わりや舞台転換等々のタイミングを無事に確認しないと
事故になりかねませんから気を引き締めてしっかりと
お稽古に臨みたいと思います。