家人が通勤の中で読んでおりました小説の『平城京』読み終わったそうです。
その時代を大学で専攻していた家人をしても面白かったとの感想でした。

待ってました!


珍しく私の方が早く読み終わりましたので、聞きたいことなどたくさんありましたが
さすがに読み終わるまでは 聞くことができず、うずうずしておりました(笑)


まず、一番気になったのが「どこまでが歴史に即しているん??」と云う事。
小説として読んでしまいますと、それが歴史なのかなあと思ってしまうのですが、
さすがに、そう云う事はないでしょう。

どこまでが史実で、どこからがフィクションのか、それに興味津々の私(笑)


ざっくり云うと フィクションと歴史がごちゃ混ぜなので、ここはありえないかな?
ここはあるある、と云った感じ。
「この人は史実だけど、この人はフィクション」
「この後、この人物とこの人物が政治的に対立するよ~」
という情報も(笑)

私がこの後の事を知っている人物はただ一人しかおりませんでした。


まだまだ小説の中では子供ですが、この後の人生を思いますと・・・感慨深い。


「個人的にはある人物の立ち位置が これまでの歴史解釈や創作小説とかと
真逆の描かれ方だったのが面白かった」だそうです。


この後の歴史にも興味が出て参りますね。

 

裏紙にヒョイヒョイっと天皇家の系図を書いて説明されましたが、恐れ入った(笑)


まだまだ私は理解が追いついてませんが、次に同時代の作品を見たときには、

なるほどと思えることが増えるでしょうね。




平城京は唐の長安を模して造られたそうです。

「天子は北に座して南面を向いて政治を執る」との古代中国の習わしに従って
平城京は造られました。


現在でも京都の御所に高御座があり今上天皇が即位された時に
皇居まで運ばれましたのは記憶に新しいところです。


京都平安京もその習わし通りに都が造られており、高御座に天子が南に向かって座したところの
右手が右京区 左手が左京区になっておりますね(笑)

地図を見ると左に右京区があり 右に左京区があるのでちょっと錯覚しますが・・・(笑)

 

この習わし、私が毎日見ているスポーツにも応用されておりますが
お分かりですか?


大相撲の土俵もこれに従っております。

審判長が正面北に南面に向かって座しております。

 

もし天皇陛下がお見えになられた時はこの後ろの 
2階のボックス席にお座りになられますよね。

 

そして南に向かい左が東方力士、右が西方力士と都の造りに習っております。

 

現在、横綱照ノ富士がひとり横綱で頑張っておりますが今日、関脇明生に負けて
10勝2敗の成績で混沌となり まだまだ千穐楽まで優勝争いの行方が分かりません

これからの終盤 どうなる事でしょうか? 私にとっては面白いところです(笑)


思いもつかないところに共通点がある奈良時代と現代。

平城京の都の造りを想像しながら大相撲も楽しまれては如何でしょうか?