昨日、夕飯時にリアルタイムで見ようと思うような番組がなかったので、
録画してありました気になる番組を見ておりました。

 

先日読み終わりました『平城京』繋がりで ちょっと時代は違うのですが
飛鳥時代を扱った番組を2つ録画してあったのです。


今年は聖徳太子1400年回忌だそうですね。 過日、ゆかりの法隆寺では法要が行われたとか・・・。
そこで現在、東京上野国立博物館では聖徳太子1400年遠忌記念 特別展「聖徳太子と法隆寺」
と云う催しを開催しているのだそうです。


ひとつ目の番組は8Kでみる文化財「秘仏 救世観音」
これは以前7月に放送していた番組です。


実物は法隆寺にあるのですがデジタル8Kにて360度のどの方角からも見る事が出来
実寸よりかなり超アップで細部まで見る事が出来ました。
そのデジタル映像のリアルさに衝撃を受けたくらいです。

 

お顔は聖徳太子に似せた造りとなっているそうですがそれが真実かどうかは・・・、
また聖徳太子は現在では実在しなかったという説もあるとか。

後世に付け足された太子信仰の部分が多いようで、本当はどんな方だったのでしょうか。

本当にミステリーですね(笑)

 


もう一つは8月22日に放送された日曜美術館「太子の夢 法隆寺の秘宝」と云う番組で 
これは奈良国立博物館に展示されてある聖徳太子に纏わる美術品が紹介されておりました。

この一部が現在 東京上野国立博物館に9月5日まで展示されてあるのです。
私も行ってみようかな?

 

ここで紹介されていた玉虫厨子、昔から聞いていて知っていたのですが
私は玉虫色の色彩が塗ってあるのだとばかり思っておりましたが 説明を聞きましたら
昆虫の玉虫の羽を並べて装飾されていると云う事を知りました。

 

もちろん現在ではその羽の大部分は 風化してしまって残ってはおりませんし、

1400年も経っているのですからそれは仕方のない事でしょう。

カマキリ先生、知っていたかな?

 

家人に確かめると「そだよ、知らなかった?」と一笑されてしまいました(笑)

 

 

聖徳太子、私の子供の頃は学校の授業で冠位十二階や十七条の憲法を制定したと習い
肖像画として殖栗皇子(私は小野妹子と教わりましたが・・・)と山背大兄王を従えた
姿が印象的でした。

死後かなりたってから描かれたと云う事ですので、本当の面影を残している訳ないのでしょうか?

ではあれはいったい誰?(笑)

 

昔の1万円札や5千円札の顔も・・・?

あのお顔が聖徳太子じゃないなんて、なんだかカルチャーショックですよね。

高額紙幣の代表のようなイメージでしたから。

百済の王族の人たちの絵だと云う説もあるそうです。

 

でも厩戸皇子と云う人は、存在しており、叔母の推古天皇の摂政として様々な政策を行った

と云うのは、少なくとも本当の事なのでしょうね。

 

 

『平城京』を読んでいなかったら、ただの遠い昔の人くらいにしか意識がなかった人が
あの時代にすでに今の土台となる同じ憲法を用い 政治手腕を振るっていたのかと思うと
今の時代の方が劣っているように見えてしまいました。

 

当時の美術品や書物からでも偉大な足跡を伺い知る事ができ 
改めての勉強になりました。

 

今日も、その少し後の時代を取り扱った番組がBSであるようですので、録画して後日みたいと思います。

 

そもそも、家人はこの時代の番組を録画したり見たりよくしておりますので、これからは私も今までよりは

少し興味をもって、見る事ができるような気がします。

 

そして、旅行に行けるようになったときには、法隆寺や平城京など、行きたいところがまた増えました。