今日で6月歌舞伎座公演『日蓮』も今日で3日目です。
朝に書きました魔の3日目もなんとか無事に通過です(笑)

4月の『小鍛治』の時はあと4日と云うところで急遽公演が中止となってしまいました。

なんかぶった切られたような感じで心残りでした(笑)
ぶっ切られたようになったのは、実は通勤車内で読んでいる文庫本もでした。

1年2ヶ月お休みとなり通勤がなくなっていたのがやっと4月にまた読めると
楽しみにしていたのですが、実はその時の本は・・・。

池井戸潤さんの作品はもうほとんど読むものがなくなりました(笑)
ずいぶん読んだものですね。

佐伯泰英さんの作品も手当たり次第に読んでしまい、最新作も登場していますが
ちょっと食傷気味。

今村翔吾さんの『羽州ぼろ鳶組』シリーズもどこまで読んだか?
わからなくなってしまっていました(笑)


4月の通勤の時は短編のオムニバス・ミステリーを読んでいたのですが
私はやはり池井戸さんか、時代小説が好きです。

6月の出演が決まりなんか新しい時代小説はないかな? と 
先日、本屋さんで文庫本のコーナーを探していましたら、過日
読売新聞に書評が掲載され気になっていた本を見つけました。

それは『弥勒』シリーズと云われている「あさのあつこ」さんの作品。
第1巻は「弥勒の月」

お名前の通り作者は女性の方。有名な作品もたくさんありますが、私は実は今回
初めて読む作者の方になります。


主人公は決してかっこいいとは云えない定町廻り同心の
木暮信次郎で伊佐治親分と云われる岡っ引きと行動を共にして居ります。

そしてもう一人、物語の軸となる正体不明の商人か武士かわからない小間物屋の主人。
読んでいるうちに徐々にですがちょっと経緯が分かって参ります。

物語の展開はちょっとミステリアックな感じですが、通勤のお共に完全にはまっております(笑)

正直、女性の方の観点で読みやすいのもありますが 
私が今まで読んでいた方の印象とはちょっと違います。

特にこだわっていた訳ではないのですが、今までは男性作家さんの作品ばかり
読んでいたように思います。
女性の方の描かれる江戸時代の小説って色々あるのでしょうか??
家人が実家に昔読んでいた作品が いくつかあるそうですので、挑戦しようかとも
思うようになりました。


ま、その前にこのシリーズですね。
第10巻まで出ているそうですから、今月の通勤で何巻まで読めるかな?

歌舞伎座に出演していると別の楽しみもできるのです(笑)
家でいかに読んでないのがばれるというものですが。。。
私には 読書は通勤中に行うものなのです(笑)