今日も午後から『日蓮』の立稽古がありました。

猿之助さんは歌舞伎座公演の第1部『土蜘』に出演した後からのお稽古なので
気分的にも大変だと思います。


以前にも申し上げましたが、私は公演中に次の月のお稽古
と云うのが大の苦手でして 両方ともに集中できません

ですが猿之助さんは出番とお稽古の間にも かなりスタッフとも
打ち合わせを繰り返されている様子。


音響さんや照明さんとの打ち合わせもピッタリで BGMなども
出来上がっております。


本来なら猿翁旦那は1ヶ月 猿之助さんでも半月くらいは
お稽古したいところだと思いますが、今の状況下では最低限の期間で
作品を作り上げねばならず、その分 演出の方法やスタッフとの打ち合わせを
緻密に作り上げておかなければなりません

 

今日はお稽古開始前に数人の人の衣裳合わせやかつらの点検なども入りました。

今これをやっておかないと 舞台稽古等でさらに猿之助さんの仕事の量が
増える事になるという悪循環になりかねません 

できる事はできる時に、猿之助さんのスタンスでしょうか。

 

来月のお稽古時間も『日蓮』だけではありませんから 他の演目のお稽古が
終わってからの時間しか使えません 

そのお稽古時間も分けられており 時間内に終わらせるようにしなければならないので、
いつものスーパー歌舞伎などより かなりハードルが高くなりそうです。
 

十八番の深夜稽古はできませんもの。


初日は6月3日、緊急事態宣言の期限も6月下旬あたりまで延長されそうな様子、
『日蓮』の当時の鎌倉時代も飢饉疫病がはやり 劇中と今が重なっている部分もありそうです。


さて、どのようなお芝居となるでしょうか?
出ていてもまだわかりません。