昨日のある番組のクイズでこんな問題が出ておりました。


「明け方」を表している 昔から使われて来た言葉は何でしょう?

 


正解は「かわたれ時」
 

彼は誰ぞ? =かわたれぞ=かわたれ=かわたれ時=明け方

明け方は人の顔が見分けにくい、という意味だそうです。

 

同様な言葉に「たそがれ時」がございます。

これは 誰ぞ彼? =たれぞかれ=たそがれ=たそがれ時=夕方


同じように人の顔が見分けにくいと云う意味で こちらは夕暮れを表しますね。

 

 

実はもうひとつ、似たような言葉で「かたわれ時」とは?

聞いたことありません?この言葉も。

 

これは辞書上に実際にある言葉ではありませんが 2016年に公開された
ある有名なアニメーション映画の架空の町 架空の方言として登場致しました。


その映画こそ、私も大好きな『君の名は』です。

糸守町の昼でも夜でもないうす暗い時間帯として 魂の入れ替わった主人公の2人が出会う

大事な場面に使われておりました。「片割れ」を見つけたって事でしょうね。

おもしろいですね


「かわたれ時」は明け方。
「たそがれ時」は夕暮れ。
「かたわれ時」は・・・映画の造語

並べて書きますと、どれがどれかわからなくなってしまいます。

 

まさにそれ(笑)
「これは誰?」「この人は誰?」という薄暗がりが 語源になっておりますので
わからないのも仕方がないでしょうか?(笑)

 

私、「かわたれ時」の 答えは知らなくて「かたわれ時」の云い方は
なんとか覚えておりました。造語とは調べてみて知り、ビックリしました。

だれや、そんなにうまい事造語を作ったのは?(笑)

もちろん「黄昏時」は意味も夕方で よく使いますよね。

 

「かわたれ時」の方は 万葉集からあるとっても古い言葉だそうです。

一体、どんなところで使われているのだろうと 一応「かわたれ時」の使用例を調べて

エピソードなども検索したのです。

 

ですが、どうもその方の事も、その辺りの事も よく知らない時代。と人物でしたので、

一応その辺りが専門の家人に確認。

「この人知っている?」「この話しっている??」

 

「誰それ?」

 

ちーん。まさに「かはたれ?」と云われてしまいました。

しっくり来ませんでしたので、ブログの中では割愛です。

 

 

知っている所に話を戻しましょう(笑)

私も見ました『君の名は』  これもある意味「たそかれ」ですし「かはたれ」

 

私より以前の方は『君の名は』と云えば岸恵子さんのストール
真知子巻きの映画を思い出されるかも知れませんね。

若い人には それこそ「誰それ?」ですね。

時代によって印象に残るものが違います(笑)

 

もう一つアニメの『君の名は』で印象深かったのが ヒロインの「宮水三葉」が
巫女の姿で踊る御神楽の踊り、なんだか動きが見たことあるような既視感で一杯。

「誰だ、振り付けたの」と エンドタイトルで興味津々で振り付けを探しましたら
なんと中村壱太郎さん


先月、まさしくその壱太郎さんの巫女姿と私、猿三郎が「小鍛冶」の中で
一緒に踊っておりました(笑)

この姿、『君の名は』の振り付けをご存知の方は 同じように感じられたのでは
ないでしょうか?


出番が終わって花道から引き上げる時、まるで「君の名は」のお巫女さんですね、
と問いかけましたら 微笑んでおられてのがこれも印象的でした(笑)


そして、「宮水三葉」の声を担当しておりましたのは その時はまだ全く知らなかった
上白石萌音さん。 誰? それ? 

 

「恋つづ」「オーマイボス」 その後一体 いくつのドラマと映画でお見かけしたでしょう?(笑)


ついでに、同じく新海監督の『天気の子』
こちらは、私は映画館では見ることが出来ず、テレビ放送を見たのですが、
こちらのヒロインの声が森七菜さん・・・と云うよりも『エール』の梅ちゃん!
その子供時代をしていたのが、新海監督の娘さんの新津ちさちゃん。

繋がりますね~


「かわたれ時」から「君の名は」「天気の子」「エール」
そして「壱太郎」さんの思い出まで 「だれかれかまわず」つながる時はつながるものです(笑)