先日、俳優であり声優であられた森山周一郎さんがお亡くなりになった事がニュースになりました。

 

森山さんと云えば、ジャン・ギャバン、チャールズ・ブロンソン、テリー・サバラスなどの吹替え声等、

渋い声でたくさんの作品を彩られておりました。

 

また、『紅の豚』のポルコ・ロッソ役でも、皆様には有名でしょうか?

朝の『エール』にて、久しぶりにお姿を拝見した気がしましたが、残念に思います。

 

声を聴くと 洋画スターの顔が浮かんでくる個性的な声優さんが だんだん少なくなって行きますね。

 

 

何度か書いておりますが、私は初期のジブリ作品が大好きです。
私の中での不動の2トップは長く変わっておりません。

 

一番好きなのが『天空の城ラピュタ』

これは何度見たのか 覚えていないくらいに何度も見ております。

 

次が『風の谷のナウシカ』
正確に言いますと、スタジオジブリ作品ではありませんが、これも別格。
子供も楽しめる映画でありながらも、見れば見るほど深いテーマで大好きな作品です。


その次に好きな作品は、長い間ずっと『紅の豚』でした。
なんと云っても その大人の渋い世界観が大好きでした。
「飛ばない豚はただの豚だ」
大人のロマンあふれる作品だったと思います。
宮崎駿監督が「中年のための映画」だと云っておられたそうですが、
まさに中年のおじさんには 突き刺さりました(笑)


今でもこの作品は好きなのには変わらないのですが、10年ほど前にテレビ放送で
『耳をすませば』を見てから、こちらが私的3位に急上昇(笑)
大好きな作品です。

 

「中年のための『紅の豚』」と比べますと、まさに両極端、
「若者のための」作品に見えますが、こちらの作品もなぜか、
どっぷりしっかり、がっつりおじさんの、私の心にも 見事に突き刺さりました。

それ以来、放送されると必ず見るような作品です。

 


先日、電子キーボードの1つ目の挑戦を終えた後に、
別の曲に取り掛かったものの、断念して「見上げてごらん夜の星を」
に 仕切り直したことを書きましたが、覚えておられますか?

 

実は、断念した曲がこの『耳をすませば』のテーマ曲になっております
「カントリーロード」なのです。

大好きな曲でしたので、挑戦したのですが・・・
難易度はそれほど高くないはずですのに、右と左の手がバラバラに
しっちゃかめっちゃかになってしまいまして、一度心が折れました(笑)

 

一応、今でも練習はしておりますが完成はいつになる事やら。

家人曰く「流れるような曲が全部 スタッカートになってる。」・・・と

 

そんな感じで頭の中には グルグルと「カントリーロード」が
流れ続ける日が しばらく続いておりました(笑)

 

ある日の夕食時にふと見るものが無いなあと云う事で、
久しぶりにハードディスクの中をチェックしておりましたら、
『耳をすませば』を発見!
そのまま視聴開始。
しっかり最後まで見てしまいました(笑)


なんなんでしょうね、あの中学生の日常のお話ですのに、こんなに
ワクワクとみられるのは。
戦争もなく、空を飛ぶ飛行船や飛行機が出る訳ではなく、
悪役も居らず、戦う訳でもないのに。

なんかおじさんの青春時代を思い出させてくれるような・・・。

みんなで楽器セッションして歌う場面では涙が出そうになる始末(笑)
本当に大好きな世界観でした。

 


と、世界観を楽しんでいる途中に別の楽しみも。

きっかけは、物語冒頭に出て来た コンビニエンスストアのファミリーマート。
お!ファミマや。と思ったのが始まりです。

 

気になり始めますと、色々なところが気になります。とても。

背景や風景にも目が行きます。

 

「ジャンボ宝くじ 1億2千万」 あれ?これ、いつの作品だったっけ??

その場で調べましたら1995年の公開。
原作の漫画は1989年の作品だそうです。
30年ほど前の世界観でしょうか。


図書館や図書室の貸し出しは、貸出カードが使われてます。

これがないことには、物語が始まらないのですが(笑)

 

今では、バーコードでピッです。
先日なんて、久しぶりに行った図書館では、一部自動貸し出しになっておりましてびっくり。
本を並べて台に立てたら、一瞬ですべての題名が画面上に表示され
貸出票が出力され、そのまま手続きが終了しました。
びっくり!


映画の中の 雫ちゃんの家は団地で 2トビラの冷蔵庫に、二槽式の洗濯機、
台所にはガス湯沸かし器が取り付けられております。

炊飯器も、ポットも当時魔法瓶と云われていたものでした。

レトロな絵が描いてある懐かしいもの。覚えておられますか?

走っている車はスバル360だったりして、もう見るもの見るもの 懐かしさも含めて
楽しませて頂きました。


ついこの間まで使っていた気が致しますし、今でも現役のものも
あるかと思いますが、昭和から平成に移った頃の懐かしいものの数々。

街並みの中に「第一勧業銀行」を見つけた時には、時代を感じました(笑)

 


さすがに私の青春時代とは 更に20年ほどの開きがありますが、
青春時代の甘酸っぱさは今もこの時も、そして私の時代も同じ。

 

気になる女性でも ま、現在でしたら、出て来るか出て来ないかわからない状態で、
窓の下で待っているなんて事は 考えられないでしょう(笑)
会いたければ、いくらでも呼び出す手段ありますよね。

 

それどころか イタリアに行っても、毎日通話出来るでしょうし、
聖司くんと雫ちゃんの未来も 変わって来そうですね。


と、ちょっと斜めから作品を見てしまいましたが、ややこしい事を
無視しても、あの甘酸っぱさは、私には過ぎ去ってしまった時代の物語です。

そんな時代あったのか? は わかりませんが・・・(笑)

 

それでも、この作品を見ましたら、その時の気持ちになります。
ジブリの世界観にドップリ浸りたいために、また見てしまいそうです。

 

ですが、残念ながら私の「カントリーロード」の演奏では、
まだまだジブリの世界観には 到達する事が出来ません(笑)
もう少し弾けるように頑張ります。

 


ちなみに、ジブリ作品の中で私の理想像は、『ナウシカ』のユパ様か
『紅の豚』のポルコです。
家人に聞きましたら「ラピュタのドーラ!!いつか ああなりたい!」だそうです。

 

・・・それだけは勘弁して下さい(笑)