今日、4時からの大相撲を見ようと思いましたら 幕内取り組みが始まる前に
思い出の場所と云う振り返りで 平成5年(1993年)の初場所の映像が流れました。


横綱北勝海(現八角理事長)が先に引退され やはり横綱不在の場所で
大関に曙 小錦 関脇に貴花田(貴乃花) 琴錦 武蔵丸 霧島
前頭上位に安芸ノ島 若花田 寺尾 等々 この場所で曙が優勝して
初の外国人横綱に、そして貴花田が大関に昇進しております。


この当時、そうそうたるメンバーで若手に勢いがあり
各取り組みも面白いですね、手に汗握る熱戦でした。

わずか数分流れた各取り組みのビデオでしたが、
なんか久しぶりに興奮しました。 

 

解説の北の富士さんも感慨に耽って居られました。

横綱不在の場所でも本当に面白かったです。

 


この当時、私も1月は歌舞伎座に出演しておりました。

勘九郎(勘三郎)丈の「一条大蔵譚」の桧垣の場で
居並びの腰元のトメに出演させて頂きました。

 

ですがおもだかや一門(21世紀歌舞伎組)はパルコ劇場で「義経千本桜 忠信編」
の 通しを上演しておりました。

なぜ私が歌舞伎座に出演していたか・・・?


歌舞伎座の「一条大蔵譚」につづく2番目の演目が、猿翁旦那の「黒塚」で
私と欣弥さんの二人だけで、旦那の化粧前の支度から舞台のお手伝いまでをしておりました。

2人で てんてこ舞だったのを覚えております(笑)

 

舞台上での黒衣などは他のお家のお弟子さんをお借りしておりましたっけ。

 

ちなみに昼の部3番目の演目は團十郎丈と歌右衛門丈の「雪暮夜入谷畦道」直侍と三千歳、

夜の部が吉右衛門丈、先代雀右衛門丈の「鳴神」先代芝翫丈 團十郎丈の「さくら川」
子役の小坊主、童女に勘太郎(現勘九郎)七之助、

3番目の演目が梅玉丈 福助丈で「与話情浮名横櫛」の与三郎とお富 
蝙蝠安に左團次丈 多左衛門に三津五郎丈。
切狂言に勘九郎(勘三郎)丈の「三つ面子守」


先の大相撲の番付ではありませんが、こちらも壮々たる出演者です(笑)

 

ついこの間の事かと思いましたが、ずいぶんと時が経っておりますね。

過去を振り返っても仕方りませんが、大相撲と云い 歌舞伎と云い
時の流れはある意味、厳しいなあ~ と思いました。

 

今は大相撲、歌舞伎界も世代的にちょっと苦しい我慢の時、

歌舞伎界の中心たるべき、今50代~60代の方が若くしてお亡くなりになられたのは

本当に残念でなりません

今の若手が大幹部になり その次に連なる次の世代が若手になれば
またそうそうたるメンバーが出来上がっている事でしょう。

 

コロナに負けず その時をみな様 楽しみにお待ちくださいね(笑)