今年は、コロナのせいもあり、テレビドラマの開始や終了が
いつもと違いまして、微妙にずれております。
が、通常でしたら 10月が番組の改変期。

 

先週末にニュースやバラエティのアナウンサーやアシスタントの方の
卒業があったと思いましたら、今週には新しい方が登場してます。

 

番組自体も、この期間は新しいものが始まる前の 特番が続いております。
見たいものが重なる時は いくつも重なりますが、見たいものが無い時は
全くないと云う事もあります。

 

その為に、少し気になったものやキーワードだけで興味を持ったものなど
色々と録画をしておきます。
それを見る時間が、とれるような、とれないような・・・
ある意味贅沢な時間なのですが。


今日は そんなテレビの中で、思いがけずに出会ったもののお話です。

 

私、古典芸能の中で落語も また好きですので ときどきNHK・Eテレで
放送されております落語中継を時々見ております。
いや 見ていると云うよりも 正確には聴いております・・・かな?(笑)


その中の上方落語界の第一人者に、桂米團治さんと云われる落語家さんが居られます。

先日の9月20日に放送されました「本能寺」と云う落語を録画して
一昨日にこれを見ました。

 

この方、云うに及ばず上方落語の重鎮であった桂米朝さんのご子息です。

実はこの方がまだ、小米朝の名であった1987年(昭和62年)9月
京都の南座でご一緒した事がございます。 33年も前ですね(笑)

演目は『猿之助のすべて』


これは南座の恒例である12月の顔見世に倣い たくさん並ぶ名物の「まねき」は
逆に大きく書かれた三代目市川猿之助(猿翁)の一枚看板。

 

演目は一週間ずつ変わり 

1日~7日 Aプロ

『ヤマトタケル』「熊襲館の場」
『コックドール』「第3幕 王宮の広場」
『義経千本桜』 「大物浦(抜粋)」「吉野山」


9日~15日 Bプロ

『ヤマトタケル』「熊襲館の場」
『コックドール』「第3幕 王宮の広場」
『義経千本桜』 「大物浦(抜粋)」「四の切」 


19日~25日 Cプロ(夜の部は24日まで)

昼の部 『敵討天下茶屋聚』(通し上演)

夜の部 『連獅子』『黒塚』『武悪』 


と、まあ~ ひと月のうちにこれだけの公演を行っていたのですから、
大変でした(笑)

 

「大物浦」は抜粋で 舞台上で猿之助(猿翁)さんが素顔から
知盛のお化粧をして 衣裳を着てかつらをつけ と云ったものを見せ、
それからこの場面が始まりました。

 

これらの演目の合間の解説やご案内に先の小米朝さんが
MCを担当されていたのです。

 

お化粧の最中にも小米朝さんと猿之助(猿翁)さんとの
楽しい会話のやり取りなど されておりました。

 

この時の様子が思い出され 懐かしい小米朝(米團治)さんの落語だったので
楽しみにしておりました。

 

そうしましたら、驚いた事に 噺のまくらで、歌舞伎の話題が。
え??どういう事?? ひょっとしたら? と思いながらドキドキして聞いておりましたら、
なんとこの『猿之助のすべて』の時のお話が出てきたのです(笑)

なんだかとっても 嬉しくなりました(笑)


MCをされた時の失敗談、また 猿之助(猿翁)さんから「お茶屋」と云う
屋号をつけて頂いたと云う エピソード迄

夜な夜な祇園に繰り出していたのを 猿之助(猿翁)さんに
しっかり知られていた・・・と云う事(笑)


落語の小噺「本能寺」も、歌舞伎仕立てで一人芝居を見ているようでした。

もっと早くこの録画を見ていたら 再放送のお知らせができたのに、と
少々悔やまれましたが、懐かしい思い出でした(笑)


そして、もう一つの出会いは。。。長くなりましたので、明日につづきます。