昨夜の『中秋の名月』は旧暦の8月15日、本当に綺麗でした。

 

15日ですから十五夜、そして本来の満月は今日の明け方だったそうです。
ですから今日の事は十六夜、なんて読むかご存知ですよね。

そう、十六夜(いざよい)と読みます。


ちなみに樋口一葉の作品で新派の舞台にもなっている「十三夜(じゅうさんや)」


「十四夜」という読み方はありませんが、「十四日月」と書いて
別名「小望月(こもちづき)」これは望月(もちづき・・・満月)の前の日と云う意味です。

またおなじく「待宵月(まちよいづき)」とも云いますね。

「十七夜」と書いて(かなき)(かのう)とも読まれております。


十三夜から十七夜まで、満月にちなんでの昔の人は風流ですね(笑)
そして、漢字のそれぞれの読み方も面白いですね。


五月(さつき)七夕(たなばた)三十一(みそひと)八十(やそ)

まだまだありますが おおよそは、見ただけでは読めません(笑)


月は一つですが、たくさんある事を「星の数ほどある」とか云います。

星は無数、その無数を表す無間の単位 恒河沙(こうがしゃ・・・ガンジス川の砂の数)
たくさんと云う意味の那由他(なゆた)、阿僧祇(あそうぎ)。

 

でも、天文学的にそこまでの数字は使った事がありません(笑)

スーパー・コンピューターですら兆の次の京(けい)ですから・・・

 


月の写真は昨日も掲載させて頂きましたが スマホを使いますと、
クレーターまで綺麗に写す事ができます。

 

私の天体望遠鏡 一応 木星も見え、土星の輪も望遠鏡を
覗いている肉眼? ではなんとか見ることができるのですが・・・。

昨日、天気も良く、初めて砂粒くらいの土星にはっきりとした
輪を確認いたしました。

 

本当に本当に小さいのですが、小さいだけに何と云いますか、
愛おしくなるくらいに 大きな感動を致しました。

本当に自分の目で、土星のわっかを見ているのですから。


しかし、スマホでの写真となるとさすがに難しいです。

ちょっとした手の振動がまともに伝わってしまうだけでなく
焦点がうまく合わなく ボケてしまうのです。

と云いますのは・・・、

 

昨日、月や星を見ていて一つ思った事があります。

それは星にやっと焦点があったと思っても、少しづつずれて行くのです。

そりゃそうですよね、月も星も地球は回っているのですから・・・。

 

その動き方がとても高速なのに驚いたのです。

望遠鏡の中に捉えたと思っても アッと云う間、と云うほどではなくとも
しばらく見続けておりますと すぐに円の視界から消えていきます。

捉えられるのが一瞬に近いのです。

 

そこで地球の自転は時速にすると どのくらいの早さなのか調べてみました。

赤道で換算すると1日24時間で1周4万キロを動いているので
時速にするとなんと、時速1700kmのスピードだそうです・・・(驚き)

 

地球がいかに高速で回っているのか よくわかりました。
大陸や海 人間はその上に乗っかっているのですよ(笑)
もちろん、重力など色々な存在は知っておりますが、その速さを
感じないままに 暮らしている事が とても不思議です。


星は私たち人類が生まれる前からも輝いて居て 途方もない時を経て
その光が地球に届く頃には もうその星自体はとっくの昔に 命を終え
爆発して消え去っている星もあると聞きます。

 

明日は火星が地球にもっとも接近する日なのだそうです。

 

天体望遠鏡を覗いていると歌舞伎の台詞と共に 宇宙の凄いロマンを感じました。