昨日のブログで書かせて頂いたNHKの『日本のおなまえっ!』の番組、
【歌舞伎のなまえ】の放送はここにコメントを頂いたすべての方がご覧になられていましたね(笑)

それだけみな様 歌舞伎を見たいのだと実感しました(笑)


歌舞伎の役者は襲名で名前を継いで参りますが、どこかで養子を迎えたり
弟子が名前を継いだり、と 代々息子さんが継ぐと云う事が現在では不可能になっております。

 

ただ、一家系だけ江戸時代から脈々と、血筋で継承して来た名前がございます。


それが市川猿之助。


本来、○之助 または○○之助と云う「之助」の文字は
大部屋役者、名題下の名前でして、どうにか名題までは「之助」の文字は
使われておりましたが、大名題になると右衛門 左衛門、ですとか 
〇十郎 〇蔵 一門の「團」の字が入ったりと
名前が変わるのが常でした。

 

初代猿之助はある事情で 九代目市川團十郎の成田屋一門から破門され
澤瀉屋を起ち上げ、役者として座頭になりました。その後 團十郎に許され
大歌舞伎に復帰しましたが、それまで使っていた猿之助の名で市川名をそのまま使い、
最後には初代猿翁さんに猿之助の名を二代目として譲り 
ご自身はもとは成田屋の、二代目段四郎の名を澤瀉屋として継がれました。

 

ですから、江戸時代から血筋で途絶えることなく

継承されている名前は市川猿之助だけなのです。

 

現在の猿之助さんは四代目ですが、もちろん五代目猿之助、となるのは・・・?(笑)

 

 

 

では 2020 4・5 コメントへの返信

 

 

1   杏実さん

    お染と久松の早変わり、考えた人はすごいアイデアマンですよね。
    本当に単純な知恵なのですが・・・(笑)


2   まんまるさん

    NHKの番組 やはり けっこうみなさん歌舞伎に飢えておられたか?(笑)
    たくさんのお方が見られておりました。
    私は弁天小僧の立腹切から、大屋根のガンドウ返し 
    極楽寺山門が登場するあの大がかりな場面が大好きです(笑)


3   チャコ☆さん

    残念ながら宙乗りは江戸時代からありました。
    でもそれを昭和の時代に復活されたのは、猿翁旦那です。 


4   ヨー☆ちゃんさん

    番組 面白かったですね(笑)


5   こなつさん

    NARUTO、まさかここまで公演中止になるとは思わなかったですね。
   

6   soumuktou さん

    屋号と云うのはお相撲で云うと、部屋と一門のつながりに似てますね。
    

7   けっこさん

    皆様に歌舞伎をもっと好きになって頂きたいです。
    そのためには、私の知っている限りをブログにさせて頂きます(笑)


8   なみさん

    実は回り舞台は何代目勘兵衛さん、四谷怪談の仏壇返しは・・・。
    色んな歌舞伎の大仕掛け その時その時の勘兵衛さんが手腕を発揮されているのです。


9   ひとみさん

    私も見て頂きた~い(笑)


10  bra**fiel*  さん

    名前は、大きいものを継ぐと云うのと 自分が大きいものにした、
    と 2種類あるのですが私はどっちかなあ~?
    まだ、先代を抜けていませんね。
     

11  ハーミアさん

    『予言の書』のドラマ? はて何でしょう? 東京でも今日から再放送ありますか?
    とても気になります(笑)


12  たこやきさん

    猿之助の名前だけ、江戸時代から血筋でつながっているのですよ(笑)