今年のNHK大河ドラマは『麒麟がくる』。

この作品、原作がなく完全オリジナル作品となるそうです。

 


脚本は池端俊策さん 同じく大河ドラマで『太平記』の脚本を
書かれて居られました。

 

珍しい所では2001年11月10日にNHK・SP番組として
『聖徳太子』の放送があり この脚本も書かれていたそうです。


私もこの番組、見ました。

 


飛鳥時代を背景としたドラマは大変珍しくて 主人公の厩戸皇子の
本木雅弘さんの好演もあり 見入っていたのを覚えております。



『麒麟がくる』では主人公は明智光秀、朝のテレビ小説『まんぷく』で好演された

長谷川博己さんが光秀役。

でも長谷川さんは私 映画の『シン・ゴジラ』の印象が強くて・・・(笑)



大河ドラマでは今まで 明智光秀と云うと どうしても裏切り者 
主君を闇討ちした家来 最後は秀吉との戦いで敗れ 落ち武者狩りの農民の竹槍で殺された、

と云う悪いイメージが強かったのですが、この人が主人公になるとは驚きです(笑)

 

もっとも明智光秀は治めていた国の領民の間では敬われていたそうです。


歌舞伎でも光秀が主人公の演目は多く『絵本太功記』や『時今也桔梗旗揚』
猿之助四十八撰のうちには『千成瓢猿顔見勢』という演目もございます。

 

これは1981年4月、明治座での昼夜通し狂言で唯一、この時にしか
上演されておりません


 

ただ、一部を抜粋した舞踊がのちの『西遊記』の原点であったり
お芝居もダイジェストで梅田コマ劇場で上演した事はございますが、

それもかなり以前の事でこの演目もちょっと埋もれていますでしょうか?

 

そして何よりも明智光秀を討ち取った人物が描かれているのが『小栗栖の長兵衛』

もう中車さんの代表作となってしまいましたね(笑)



19日から始まる『麒麟がくる』も違った面から描かれ

きっと 面白いドラマになるのではないか?と
楽しみに致しております。