今日のタイトル タコとイカ

 

寿司ネタのお話ではありません(笑)


毎日、午後からの通勤の車中で今村翔吾さんの『羽州ぼろ鳶シリーズ』を
読んでいる事は以前にもお伝えしました。


ここ2ヶ月で現在 第6巻の『夢胡蝶』を読んでおりますが、
読み終わりました第5巻の『菩薩花』で面白い事が取り上げられておりました。

 


先日、あるクイズ番組でも問題として登場して、
私 この本を読んでいたのでもちろん正解でした(笑)


問題は、お正月に揚げる凧は、なぜ凧揚げと云うのか?

 

この答えをご存知の方は居られますか?

 


回答者もお一人だけで、石坂浩二さんだけがさすがにご正解でした。


答えは、


江戸時代 凧揚げの事を本来は、「烏賊のぼり」と呼ばれて居たのだそうです。

 

揚げた姿が 長い足をつけているのでその姿から「烏賊のぼり」と
云われたのですね。

 

この「烏賊のぼり」 大流行いたしまして 大人も子供も
たくさんの人が「烏賊のぼり」を楽しんだそうです。


しかし、大名行列に落下したり また落雷を受けた烏賊のぼりが
火のついたまま 侍屋敷や長屋に落下したりして 
火事の原因ともなっていたのです。


そこで幕府はこの烏賊のぼりを 全面的に禁止致しました。


ですが子供たちは、そんな事はおかまいなしで烏賊のぼりを
揚げて 楽しんでいたのです。


当然 幕府の役人が捕えようとして子供たちの所へ行きますが
子供たちは、「これは烏賊ではありません よく見て下さい。
足が八本ついているので、これはタコです。」 と云ったそうです。

 

役人はこれには、反論のしようがなく ギャフンとされたと云います(笑)

 

嘘のような本当のお話(笑)

 

ここから、お正月に揚げるタコを、凧揚げと呼ぶようになったのだそうです。

面白い逸話ですね(笑)

 

 

また、なぜお正月に揚げる事が多いのか?

 

これには気象予報士の方が、解説されておりましたが、

お正月は季節風が穏やかで 一番凧揚げに適した風が吹くので 

凧揚げにはこの季節が最適なのだそうです。


聞いてみると へえ~!へえ~!と
ボタンを何回も押したくなる回答でした(笑)

 

この本を読むまで、凧揚げの語源も知らず まだまだ勉強不足だな~と
この本を読むのが毎日の楽しみです。