今日も『本朝白雪姫譚話』の「付け立て」の稽古がありまして、
あ、「付け立て」と云うのは本来は、商売などで帳面に記をつけたり

書き留めると云う意味ですが、歌舞伎の場合はお稽古しながら 

変更になった台詞や要る物などを台本に記ていくと云う事です。

 

そこで便宜的に出演者の覚えきれていない台詞を 狂言方からつけてもらったり 

まだ台本をもってお稽古に立ってもよいですよ、と云う事です。

 

一応ですがね・・・(笑)


今日も『本朝白雪姫譚話』のお稽古、遅い時間から始まります。

 

新作ものなので、先に他のお稽古を終わらせて『白雪姫』は
ゆっくり進めようと云う玉三郎さんのご配慮ですね。



ですが、あまりゆっくりすると今度は ある人たちの時間が無くなってしまいます。

 

子役さんです。


舞台出演される子役さんは 夜のある時間までにお稽古場や劇場を
出なければいけないと云う法律がございます。

 

そして万一の体の健康を考えて 出演日や時間も限られております。
ダブルキャストの配役はそれを考慮しての事です。


役者さんのお子さんはその限りではないのですが、
一般の子役さんにはこの法律が適用されます。


そりゃ当たり前ですよね。


朝は学校があるのですから、舞台出演となると別に台詞や動きを覚えたり
それと勉強があるのですから、子役さんの方が大変かも知れません


それ故『本朝白雪姫譚話』のお稽古も子役さん優先で行なわれ
私たち大人だけの出演場面は遅くなってしまうのです(笑)



 

明日はいくつかのお稽古と顔寄せ その後『本朝白雪姫譚話』の
総ざらいが舞台にて行われます。


明日も子役さんの所からなあ?


では行って参ります。