昨夜はラグビーワールドカップの決勝戦。

 

正直申しまして、サッカーやバレーボールなどの国際大会、
好きな競技のものは 必死に見ておりますが、
日本が敗退した後の 決勝戦などは どれだけ見ていたでしょう。

そもそも、放映さえなかったものも多かったのではないでしょうか。


もちろん、日本開催と云うのもございます。
日本チームの 大躍進もございます。

 

そして、おそらく 直前に放送しておりました『ノーサイド・ゲーム』も
私をこの歓喜に巻き込んだ 一つの要因になっているでしょう。


今まで ラグビーという競技自体 あまりなじみなく ルールもあやふや。
最初から最後まで 試合をテレビでも見た事のなかったラグビー。

そんなラグビーを にわかファンとは云え、日本以外の試合も
時間が許す限り見ました。

 

 

昨日も一回公演を幸い、早めにお風呂に入りまして
夕飯も準備万端、最初から最後まで見ました。


スーパー歌舞伎セカンド アクションチームの伊藤君には、
お稽古中から 本当に色々教えてもらいました。

見方とか、どっちが勝った方が 日本に有利とか(笑)

 

おかげで 俄は、にわかなりに ルールもある程度覚え、
プレイが止まった時にも 字幕よりも先に 反則の名前が
わかったりもするようになりました。

 

そんなこんなで、長きにわたる日本開催のラグビー・ワールドカップ
南アフリカの優勝で 幕を閉じました。

 


優勝が決まった途端に テレビに出ましたのがMCの
「この後 『歓喜』の表彰式」

歓喜か~

歓喜だ~


と思われましたのは『オグリ』をご覧になった皆様も一緒だと
思います。

 

 

それともう一つ とっても気になるものがございました。

決勝を戦ったイングランド。

 

白いジャージに赤いバラ。

 

気になった方はいらっしゃると思います。

テレビ中継の得点表示の所にも 赤いバラ。

所謂 国、チームのエンブレムですが、イングランドはバラでした。

 

そう、『オグリ』の中でもテーマになっております 赤いバラ。
こんなところで 見つけるなんて。

 

今までも、イングランドの試合は 見ていたと思いますが、
今日の決勝戦で 特に目につき 気になってしまいました。

 


なんでバラなのかなあ、と調べましたら、イングランドの国花が
バラでした。

 

バラの中でも 赤いバラ?と、さらに調べましたら、
ランカスター家(シンボルが赤バラ)とヨーク家(白バラ)の
「薔薇戦争」と云われるものに 起源して、その終結とともに
生まれた バラの紋章。

 

ところが、その後の王家がランカスター家の系統を引いていたので
赤いバラが 優勢になって行ったと云う説。


ラグビー発祥の地であるラグビー校の紋章が 赤バラだった
と云う事から 使われたと云う説。


など、いくつかの説があるそうです。
が、起源的には ランカスター家にありそうですので、
まさに イギリスの中世の時代に 遡ります。

日本の小栗伝説と それほど 時代も離れていなさそうです。

 


お稽古の時から 熱中していたラグビーと『オグリ』
こんなところに 赤いバラの繋がりがございました。

 


残念ながら、イングランドは、準優勝になりましたので
本当の歓喜ではないかも知れませんが それでも準優勝と云う事は
日本が現時点では たどり着く事の出来ない場所。

歓喜と赤バラ。


充分に楽しませて頂いた ラグビーでした。

 

 

蛇足ながら。。。(笑)

日本チームのエンブレムは もちろん「桜」です。

ちょっとエンブレムの写真は出せないのですが、調べて下さい。

 

最初、桜のエンブレムが使われた時は「蕾」の混ざったデザインだったそうです。

それが、1952(昭和27)年、私が生まれた頃に、初めてイギリスのチームと

戦ったのをきっかけに「蕾」から「すべて花開いた」図になったそうです。

まさに「花が咲く」

 

その後、長い時をかけて 南アフリカに劇的勝利を挙げた2015年、

そして、ワールドカップベスト8。

 

花が咲き、さらに美しく咲き誇って来ていると云う訳ですね。


エンブレム一つにも 色々な歴史があるなあと、改めて思いました。

 

今日の写真は、「歓喜の舞」に向かう前、
物語の大団円に「花が咲く」直前の面々です。