色んな新しい曲が出来上がり、それに対しての振付もどんどん進んでおります『オグリ』

当然、通し稽古が終わった後の抜き稽古も多くなって参りました。

 


また、通し稽古の前には立回り等の確認もあり、両方関わっている人は

長時間の束縛を余儀なくされております。

 


スーパー歌舞伎初演以来、私もず〜っとそのお稽古の中におりました。

しかし今回の私の出番は2、3幕の一部のみで踊りも立回りもありません

比較的時間に余裕がありますので、お稽古場通勤も他の方より多少楽です。

長時間労働されているのはもちろん、若手の役者さんだけではなく、

先日ご紹介致しました、音響の藤本さんたちスタッフも関わっております。

さらにスーパー歌舞伎の初演こそ、居られませんでしたが、

猿翁旦那の『ヤマトタケル』の再演から、『新三国志』『新水滸伝』『弥次喜多』に至るまで、

舞台監督や演出部として、長年担当してこられたのは、井口祐弘さん
 

 

 


古典歌舞伎の場合、通常の舞台監督は存在しません

 
代わりに担当する方が狂言作者といわれる立場の人。
狂言作者さんは私たちに幕が開くまでの時間の知らせ。
 
また舞台の進行と大道具の確認を持ち場としており、幕を開ける時の拍子木を打つ人です。
 
 
これに代わりスーパー歌舞伎の舞台監督は盆の回しやセリの上げ下ろし、
大道具の移動きっかけの全ての進行を担当します。
 
歌舞伎の狂言作者さんはこれができません
新しい舞台の進行には今や舞台監督はなくてはならない存在なのです。
 

この井口さんは舞台監督はもちろん
逆に古典にも詳しく 舞踊の進行にも秀でて居られます。

私たちの長年の舞踊勉強会『翔の会』も10回の全てに渡り、狂言作者として
進行に携わって下さいました。
 
 
『弥次喜多』のような新しい歌舞伎の時は演出部として、
またスーパー歌舞伎の時は舞台監督として、今やなくてはならない人です。
 
◎お知らせ◎
何人かのお客様から お知らせを頂きました。
先日書かせて頂きました「ニュース・ゼロ」の放映ですが、
本日放映される予定だそうです。
 
お知らせ間に合うでしょうか・・・取り急ぎのご連絡です。