今日もお稽古 かなり押しました。
3幕のお稽古 今日、昨日に続き2度目ですが 段々熱を帯びまして
昨日よりも 削ぎ落しが多くなって参りました(笑)
さらに台本にありましたところの大幅な変更点も増えました。
と云いますのは初演時の演出を活かすところも増えて来たのです(笑)
やはり どうしても避けられないところがあると云う事でしょうね。
私も台本と演出面を見ておりまして 初演を知っている者としては
ここはどうしてもやってほしいな、と云う所がございます。
そこが新しく変わった方がいいのか 変わらない方がいいのか?
ここが難しい所でして・・・(笑)
しかし台本内でも 初演と同じところはもちろんございます。
懐かしい場面 懐かしい台詞は 出来るだけ活かそうと云う考え方でしょうか?
初演時をご覧になったお客様が 「そうそうこんな場面があった!」 と
懐かしんで下さるような・・・
もちろん 変らない場面もござます。
近江屋 美濃の国の女郎屋の場面ですが そこの場面は重要な場面で
さらに大詰めですので変えようがございません
初演時のここの主は金田龍之介さんが勤めて居られました。
スーパー歌舞伎の中で初めて 歌舞伎界の方でない金田さんの参加で
そのお芝居はとても斬新で 私もとても勉強になりました。
歌舞伎として決して違和感がなく それなのに融合した役作りで
ホンワカとした女郎屋の主でした。
今回の『オグリ』、このお役を想像して見て下さい。
とてもピッタリの方が居られます(笑)
かっては再演の時に猿弥さんも勤められましたが 今回はこの方以外に
考えらないでしょう!(笑)
『ワンピース』の時の監獄所長、マゼラン(笑)
勤められるのはこの方を置いてないでしょう 市川男女蔵さん
稽古場でもなんだか ホンワカとした雰囲気で
女郎屋の主 乞うご期待ですね(笑)