昨日までのバカンス気分も 終了。
いよいよ今日から、スーパー歌舞伎II第3弾「オグリ」のお稽古開始です。
稽古場に続々集まって来た人たち、なつかしい顔ぶれ
今回「初めまして」の新たな人たち。
それぞれが入り混じって何かが始まる期待感ワクワクです(笑)
顔が真っ黒に日焼けしている人(私も含めて)大勢(笑)
稽古前 休みにどこへ行っていたの談義も華やかで・・・。
みな様々な休日の楽しみ方をしていたようです。
そんな中、昨日、猿之助さんとほぼ同時刻に 成田空港に
いた事を知って ビックリ。
おそらく同じくらいの時間だとは思っておりましたが、
羽田だとばっかり思っておりましたので、成田だったとは!!
知っていたら、探したのに!!!
同じくらいの時間に 荷物のターンテーブル付近には
いたのではないかと思います。
私の到着便は一番奥でしたので、探そうともしなかったことが
悔やまれます(笑)
そんなお稽古場で、お役と出演者の紹介が始まりました。
みんなひと言挨拶も、凝った人 真面目な人、
ま 誰と誰が真面目で 誰がユーモア満載か?(笑)
過去のワンピース組は みんな和やかでした。
紹介の後は脚本の横内先生の挨拶から始まり
ワンピースの時は 演出補だった杉原先生が今回は演出に昇格、
演出の猿之助さんと 並びに紹介されましたが、猿之助さんは
「今回は私が補、先に杉原先生から・・・」
と 正演出を立てておられました。
杉原さんはワンピースの初日の日を振り返られ、
「演出の猿之助さんに1幕のダメ出しの伺いをメモをもって
楽屋に伺うと、お客様の反応はどう? 喜んで見て下さっている?
と 第一声がそれでした。」
「やはりお客様目線で どう楽しんで頂けるか、
それが大事なんだと思いました。」と
「私も今回はお客様がどう楽しんで頂けるかを最優先に考えて
演出させて頂きたいと思います。」
と 抱負を語られました。
猿之助さんは
「今回のテーマは歓喜、 現在の世の中はなんか殺伐としてて
ニュースや色んな事を聞くたびに いやな気持になります。
お芝居の最中は一瞬でも そんな嫌な事は忘れて
役者も お客様も お芝居をして、 それを見て 歓喜するものを作りたいと思います。」
と、お客様との一体感を話され
「ワンピース時のファーファータイムに 勝るものを考えています、」
と 話され 一同大爆笑!(笑)
そして大道具さんから今回の舞台のミニチュアを使っての説明がありました。
とても奇抜な舞台設営で、説明だけでは私は頭がついて行きません(笑)
前回の「オグリ」の時もそうでしたが それを踏んまえ さらに現在の
機材や最新テクニックを使っての装置、想像だけでは正直
さっぱりわかりませんでした(笑)
もっとも「ワンピース」の時も 全く分からなかった説明が舞台に乗ると
あれだけ斬新的なものが出来あがったので 私の頭はもう関係ありませんね(笑)
あの時の不安感がウソの様です(笑)
猿之助さんやスタッフの頭の中にはもう出来上がっているのだと思います。
本読みが始まり、全員がお役をどのように作って行くか?
ここでも猿之助さんが
「みんなが自分の役を作って行って下さい。
私 何にも言いません
面白くなければカットしますし 面白ければ 膨らませて行きます。
みなさんの力を貸してください。」
とお話されました。
さあ本読み開始ですが 各幕ごと、1幕に読むだけで1時間、
正味 本読みだけで3時間を要し これに動きや踊り
立ち回りを入れると 6時間を超しそうな超大作。
上演時間を考えて中身2時間半までには削ぎ落していく作業が
これから始まります。
明日からは立ち稽古、「オグリ」いよいよ始動です。