先日のブログ、パロディ編では「東海道中膝栗毛」で、
繰り広げられる様々な演目をご紹介致しました。
今日はその中のひとつを ご紹介致します。
もちろん盛大なネタバレですよ(笑)
とろろ汁で有名な東海道鞠子宿の丁字屋が舞台の場面で河内屋与三郎が登場し、
保下田の久六の女房、お富に言い寄るのはもちろん 源氏店パロディ。
一緒に逃げようと迫り 拒否されるとその後 お富を殺そうとして、
とろろの桶をひっくり返すと、女殺油地獄の場面になります(笑)
ここへ弥次喜多 清水一家が、殴り込むと滑ったり、転んだりのみんな入り乱れての大乱戦。
はずみで与三郎の顔が散々に切られてしまい、切られ与三となります。(笑)
2幕でこの傷の治療にあたったのが、土生(はぶ)玄磧ならぬ藪(やぶ)玄磧、
はずみで与三郎の顔が散々に切られてしまい、切られ与三となります。(笑)
2幕でこの傷の治療にあたったのが、土生(はぶ)玄磧ならぬ藪(やぶ)玄磧、
刀の傷口は無論 綺麗に治療致しましたが、その代償は、与三郎の顔が
二目と見られないお岩様のように(笑)
「猿之助も幸四郎も足元にも及ばない、歌舞伎一のイケメンを返しておくれ!」と、
玄磧に詰め寄りますが、玄磧はそそくさと逃げ去ります(笑)
傷は治しましたが、こりゃいかに(笑)
失敗しとるがな!とツッコミたくなりますよね。
さあ、このあとはすったもんだ。
で、この台詞、弥次喜多を演じる猿之助さんや幸四郎さんの前でよく云えるな?
と 思いきや ちゃんと台本にこの台詞が載っております(笑)
猿之助さん 幸四郎さんが云わせた 粋なはからいですね(笑)
今日の写真はもちろん河内屋与三郎の隼人さん