毎朝NHKの『なつぞら』を楽しく見ておりますが、
時代背景がちょうど私の子供の頃あたり(昭和30年代)なので 
うんうんと頷きながら見ております(笑)

 

その中で、アニメの短編を任されたなっちゃんのグループに
染谷将太さん扮する新人さんが参加して、異彩を放っておりますね。

 

家人に聞きました処 どうもモデルは宮崎駿さんらしい・・・と(笑)

 

なるほど!短編の原作「ヘンデルとグレーテル」もお話が発展しすぎて
どこか「風の谷のナウシカ」に似ていなくもありません(笑)

 

 

 

ですが、私の今日の話題はそこではありません

 

兄の咲太郎が、声優の会社を起ち上げるとのお話に
ちょうど子供の頃に流行っていたアメリカテレビ映画を
思い出しました(笑)

 

以前、川村屋で見ていたテレビ西部劇は「名犬リンチンチン」(笑)

 

その他、日本の声優さんが声の吹替えをしていて アメリカテレビ映画が
全盛となった時代です。

 

 

西部劇に「ローハイド」「ララミー牧場」「幌馬車隊」
「ローン・レンジャー」「ライフルマン」「拳銃無宿」等々(笑)

 

ホームドラマに「パパは何でも知っている」「ビーバーちゃん」
「アイ・ラブ・ルーシー」「名犬ラッシー」

 

その他には「スーパーマン」や「サンセット77」などなど
私 これら全部見ていましたね(笑)

 

これらは初期の白黒テレビ映画でした。

 

今では後から着色したカラー作品となっております。
時々、歌舞伎を放送している衛星劇場でこれらの作品を
目にすることがございます。どこか懐かしい・・・。

 

 

この映画などが日本のお茶に間に流れて アメリカと云う国が
如何にすごいか!と 戦後の私たち子供が憧れた訳です(笑)

 

 

以前にも書きましたが、初期の西部劇の「ボナンザ(カートライト兄弟)」には
先代の八代目市川中車さんが、父親ベンの声の吹替えをなさっておられました。

 

昭和30年代に歌舞伎の世界の人がテレビ映画の声の吹替えをされると云うのは
よほど斬新的なお考えをお持ちの方でないとできません

 

今でこそ猿之助さんや海老蔵さんもアニメの声の吹替えを
なさっておられますが この当時、声優さんと云うのは一般的に
顔を出してはいけません 

 

ですから、さらに一流の俳優さんには敬遠されて 劇団でも役の付かない
若手の人たちがお芝居の勉強として吹替えを担当していたのです。

 

当然そんな時代ですから上下の差別的な事もあったでしょう。

 

もちろんそこから這い上がって、声優さんから
有名な俳優さんになられた方も多いです。

 

 

「ルパン三世」の山田康雄さんも若い頃「ローハイド」のまだ無名の役者だった頃の
クリント・イーストウッドのロディ役の吹替えをされておりましたね。

 

両者ともに成功されましたね(笑)

 

若い頃の事を忘れず 俳優と声優の両方をされても
経験されてる方ならいいのですが、どうも今は名のある役者さんだからと
無理な吹替えをあてられて 原作の映画を壊しているような場合も
少なくないのではないでしょうか?

 

お話がそれました(笑)

 

 

こららのアメリカテレビ映画が繁栄していた時、この時代の年配の方は
「最近のアメリカ人はみんな 日本語が巧くなった。」と
感心して居たとか・・・と云う笑い話も(笑)

 

それだけ違和感がなく声優さんが巧くて 声の吹替えと云う事を
逆にご存じなかったのでしょうね(笑)

 

昭和30年代は、戦後でなにもない時代でしたが『なつぞら』に見るように
みんな夢と希望を持っておりました(笑)

 

還暦を過ぎても未だに、昭和30年代を振り返り あの頃に返りたいなあ~と

憧れを抱いてしまいます(笑)