昨日の土曜日、雨が降る中 川口で上映中の「アラジン」を見に行きました。

十条駅まで歩き 赤羽から川口は京浜東北線でひと駅、
ここ最近は、自転車で行く事が多く、久しぶりの電車でしたが、
板橋のうちからは雨でも近いです(笑)


実は、家人があることで松竹系の映画館のタダ券をもらっていて、
折角なので新宿まで見に行こうかと思っていたのですが、
朝にネットで見た時点で、昼過ぎはおろか、午後の回まで満席・・・

こりゃ、定番の川口(困った時の川口とも言います(笑))だなと
向かった訳なのです。


感想はとても面白かったです。
私は個人的には アニメの「アラジン」以上に感動しました。


「アニメ」が原作なので原作のお好きな方は 少し違和感があるとか
思われる方が居られるかも知れませんが 私はその違うところが
感動しました。


ミュージカル・ナンバーも冒頭のアラビアン・ナイトに始まり
全てが名曲で 唄を聞いているだけでも楽しいですね(笑)

最近のディズニーの実写版はほとんどミュージカルの様ですね。
もっともアニメの中でも歌としての名曲も多かったですから
ミュージカルとなるのも頷けます(笑)


ただ「アラジン」のダンスナンバーはアラビアと云う場所的な事もあって
現在大流行のインド映画のミュージカルナンバーに見えたのは
私だけでしょうか?(笑)

ま、正直、アラビアとインドの違いが 私は明確にわかっている
訳ではありませんので、勘違いの部分も多いかと思いますが、
雰囲気です、雰囲気(笑)


いずれにしても上映中の「アラジン」はアニメを越えた最高の面白さがあり
最後は本当に涙が出て来るほど感動しました。


アラジンもジャスミンの俳優さんも 残念ながら 私は知らないだけに 
ウイル・スミスの 魔人ジーニーにCGも相まって 
知っている人!感と共に 圧倒的な存在感がありました(笑)

もし生で唄っているなら あの歌声も素敵でしたね。


個人的な事ですが私はアニメも大好きですし、ミュージカルも大好きですし
ましてアラビアン・ナイトが大好きなのです(笑)



少しお話しがそれますが昔、アメリカテレビ映画にバーバラ・イーデンの
「可愛い魔女ジニー」と云う番組がありました。 
個人的に魔法のランプがうちにあり こんなかわいい魔女が 
自分に居るといいなぁ~と 勝手に想像したことがありました(笑)

ジーニーと云う名前は魔法のランプの魔人と云う設定は
昔から変わらないのですね(笑)




私が初めて魔法のランプの魔人を見たのは1940年、
戦前のイギリス映画で ジョン・ダスティン主演の「バグダットの盗賊」
と云う映画でした。

もちろん後年テレビで放送された時に見たのですが、
その時には戦前の映画だとは 思いませんでした。

もちろんカラー作品で、悪の魔術師が必ず登場して王国を我が物に
しようとするのは いつの時代も同じ(笑)

そして魔法の絨毯 空飛ぶ木馬 そして魔法のランプの魔人 等々が登場します。
 
この時は魔人がジーニーと云う名前だとは知りませんでしたが
特撮とお話が進むにつれ ワクワクしたのを覚えております(笑)


『アラビアン・ナイト』所謂、日本流に云うと『千夜一夜物語』の中のお話で
「バクダットの盗賊」「シンドバットの七回目の冒険」「シェラザード」などは
大概私は映画で見ております。

さすがに1924年あたりの名優ダグラス・フェアバンクスのは知りませんが・・・(笑)


その頃のアラビアン・ナイトのワクワク感が今回の「アラジン」にはありました。

最近、子供の頃の時代を彷彿させてくれる事がなんと多く うれしい事か・・・。


大人になって海外旅行が、もしできるようになったら、バグダットは
是非行ってみたい都市のひとつでしたが、今ではその面影もありませんね。

あれだけ栄えていた都市が20世紀末で、がれきの町になってしまった事は
本当に淋しい事です。先人たちは嘆いている事でしょう。

映画の中だけでもあの繁栄した町が見られるのだけが救いです。

そうそう、いつも不思議に思っていたのが魔法のランプ。

あれ、どうみてもポットですよね? なんでランプなのか?

歌舞伎風に言いますと「さ~か~な~の油~」的な。
行燈に油を注ぐもの??
じゃあ、ランプじゃないしなあ?


昨日映画を見た後で、子供の頃からの疑問を検索してみました(笑)

なるほど口と言われる部分に灯心を入れて そこに火を灯すのですね(笑)
初めて知りました(笑)

確かに「ランプ」です。

60年越しの疑問も解消してくれた「アラジン」でした(笑)