平成も今日が最後の日となってしまいましたね。
なんだか大晦日みたいです。(笑)

そんな中、『オフシアター歌舞伎』のお稽古は続きます。

今朝、獅童さんも生番組に出演され この公演の事を宣伝されておられました。
そのあとお稽古に向かわれたのですね。

この『女殺油地獄』のお芝居、四方が客席である事は
すでにお伝え致しました。

ですから お稽古の時もいつもとは違った感覚なのです。

と申しますのは、私たちが普段立っております舞台は
客席と呼ばれる一方がお客様ですので 一面だけを意識して
平面的に体の向きを作っております。

歌舞伎座などのお稽古場ですと、客席となる前に演出家や
スタッフの座る椅子、テーブルなどが並んでおり 
私たちお稽古参加者の待機している場所は
お稽古場の後ろか横に居るしかありません

ですからお稽古自体も出番までは 比較的ラフな感じで見ていられるのです。

今回は四方が客席ですから、二子玉川のお稽古場では舞台が、
ど真ん中にありまして それを取り巻くように1列だけ 
出演者の椅子が客席を見立てて並んでおります。
その1列の後ろはもう壁です。

一応、演出の先生やスタッフの居る所は便宜上正面として 
配置されておりますが、四方が正面ですから 出番のない時の
私たちの目の前でもお芝居が繰り広げられております。

所謂 お稽古の時はもちろん全員参加の形です。(笑)

同じところを繰り返し 繰り返しされていても
それをジッと見ていなくてはならず ラフな時間がありません


そう、ボクシングのリングサイドに居るお客さんのようです。

舞台に上がると今度はその場面に出ていない出演者の
目がとても気になると云った具合で 
どうもやりにくいったらありません(笑)

そして、同じ舞台に立っていても横向きであったり 
後ろを見て居たり みんな向いている方向が違うのです。(笑)

まるでテレビか映画撮りのようなお稽古が続いております。
でもこれもいい経験のお芝居です。

今日の写真は、そのお芝居を書き 作り上げ さらに出演もされると云う
演出の赤堀雅秋さんです。

イメージ 1


この赤堀先生 ドラマ「集団左遷」をご覧になっておられる皆様なら
すでにおなじみです。(笑)

毎回、福山雅治さん扮する、支店長片岡洋といつも一緒に
岩盤浴されている場面に出て来る友人 青島憲二役をされております。

猿之助さん 中車(香川照之)さんとともに、
何かこのドラマの出演者とご縁が深いですね。(笑)