「女鳴神」が、歌舞伎で上演されたのは実に27年ぶりで
歌舞伎座で上演されたのは、さらにさかのぼる事1年、
28年ぶりの事です。

前回は1992年1月 中座で上演されており 鳴神尼は澤村藤十郎さん 
絶間之助はやはり智太郎時代の鴈治郎さんです。


歌舞伎座での上演は1991年3月 先代の中村雀右衛門さんで
絶間之助は澤村宗十郎さんでした。

その時の白雲尼は加賀屋歌江(中村歌江)さん 
黒雲尼は先代松本幸右衛門さん

それだけ珍しい狂言だと云う事ですね。



その珍しい狂言に、私 猿三郎が女形として
勤めさせて頂いているのはなんとも嬉しい事です。(笑)

今日で5日目が終わり なんとか舞台にも慣れて参りました。


前回 私が女形を勤めさせて頂いたのは2年前の2月の博多座。
猿之助さんの公演で「男の花道」「雪之丞変化」と共に上演された
「艶姿澤瀉祭(はですがたおもだかまつり)」

その中の舞踊で芸者と阿国歌舞伎の女を勤めさせて頂きました。

何ケ月かはこのブログの写真にも掲載させて頂きましたね。(笑)


正直この時で白塗りの綺麗な女形はもうないかな? 
と 思っていたのですが・・・。(笑)

光栄にも再び 女形の白雲尼を勤めさせて頂いております。

今日からその写真も今回の白雲尼です。(笑)

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もうないかな?と 思いながらも次があるのは嬉しい事です。

まだ歌舞伎座で27日まで上演しております。

お時間ございましたらどうかご観劇下さいませ。
お待ち申し上げております。