巷では、かなりインフルエンザが猛威を
振るっているみたいですね。

昨年の今頃は私もご多聞に漏れず、インフルエンザに
かかっておりました。(笑)

笑い事ではありませんが、病院でも他の患者さんとは
離れて隔離して診察されました。(笑)

でも、ちょうどお休みであった事が功を奏しました。



松竹座初春大歌舞伎公演も残すところあと2日です。

ですが、東京へ帰ったとたん ゆるんだ気持ちで
感染しない事を祈っております。


27日から来月ひと月、私の出演舞台はお休みとなりますが
2月歌舞伎座の演目は気になるところです。

大御所の『熊谷陣屋』と、玉三郎さん 仁左衛門さんの『名月八幡祭』
縮屋新助は松緑さんですが、このお二人との掛け合いは見どころですね。

もちろん昼の部の『すし屋』と『暗闇の丑松』も気になるところです。



この4本はもちろん 私も何回も出演させて頂いた事のある演目。

『暗闇の丑松』は猿翁旦那が一度だけ、2002年7月の歌舞伎座の
上演演目に選ばれました。

これは珍しいことでした。


この時に私は、浪人潮止当四郎のお役を勤めさせて頂きました。

来月もですが、最近は團蔵さんがこのお役を持ち役として、
よく勤められて居られます。

幕開きに丑松の女房お米に、横恋慕する浪人潮止当四郎、
ほとんどひとり芝居なのですが なんとも難しいお役(笑)

もし来月、歌舞伎座の『暗闇の丑松』をご観劇される際は
この役を昔、猿三郎もやったのか?と 思ってください。(笑)


余談ですが、大詰めのお話の中で登場する板橋宿、文殊院は
私のうちから歩いてほんの5分~10分ほどのご近所です。

よく行くところですので、あまりにも当たり前だと思っておりましたが
一度 歌舞伎の演目という観点から 近所のお散歩もしてみましょうか。


懐かしい演目や気になる演目の並ぶ、2月歌舞伎座の演目、
私もお客様になった気分でいつか、歌舞伎座を観劇に行こうか?
と 思っております。(笑)