今年から始まりましたNHK大河ドラマの「いだてん」

主人公の名前はあまり知られていませんが、日本のマラソン界に
その名を遺す金栗四三さん 演じている方は中村勘九郎さん

今回はリアルタイムで見られないために、まだ一部しか見ておりませんが、
勘九郎さんの主人公の中学時代は、かなりつらい?(笑)

ま、登場初回ですから仕方ありませんか。



ところで、このタイトルの「いだてん」って皆様ご存知ですか?

なんとなくはご存知か? 

またみな様もどこかでは聞いた事はあると思います。


歌舞伎のお話の中で、追っ駆けっこの時や、つけが入り見得をして
花道を走って入る時などに走る姿。

六方ではなく、また侍ではない町人や奴などが、体を前かがみにして、
左右に手を振って入る、この形を歌舞伎では「いだてん」走りと申します。


実はこの言葉、仏教用語でして漢字で書きますと「韋駄天」と書きます。

四天王の一人 増長天の八将の一神で、四天王下の三十二将中の
首位を占める天部の仏神なのです。

難しいですね。(笑)


捷疾鬼が仏舎利(お釈迦さんの骨)を奪って逃げ去った時、
これを追って取り戻したという例から、足の速い人の例えにされ、
「韋駄天走り」などといわれる様になりました。

また韋駄天が、釈尊のために方々を駆け巡って食物を集めたので、
「御馳走(ごちそう)」という言葉が出来たと、云われております。


「いだてん」がマラソンと関係のある人の例えとして、
タイトルとなって居りますが わりと仏教と歌舞伎に
関りがありますでしょ?

もっとも主役を演じられているのは歌舞伎の
中村勘九郎さんですが・・・。(笑)