今日は暦の上では大暑だそうです。

でも7月中全部の日が暑いですから いまさら大暑だと云われても・・・(笑)

今日は観測史上初めて 東京で40度を超えたとか。
40度・・・って インフルエンザですやん・・・

と書いていて 思い出しました。
今年は 新年にインフルエンザになりましたね。

喉元過ぎれば熱さを忘れる、そんな事 すっかり忘れておりました。
忘れていた事を 家人に指摘されて 思い出しました。

そうでした、私のインフルエンザを 漏れなく一週間のインターバルで
うつしまして 彼女の 発症直後に私は 博多に旅立ちましたね。
  
そう、過ぎ去れば あんなこともあったと 思い出になります。


この暑さも 笑いながら思い出になる事も あるのでしょうか。


まだ7月も下旬に入ったばかりなのに 早く秋にならないかな~?と
どうしても涼しさを 求めてしまいますね。


そう云えば 昨年の7月~8月は雨続きで、気温も上がらず 
梅雨が明けるとすぐに 秋になったような錯覚がありました。

昨年と今年 なんでこんなに極端なのか・・・?

お天気までもが歌舞伎仕立てになっているようです。




今月の『日本振袖始』に登場致します八岐大蛇を斬り裂いた十握の宝剣。

それが「天叢雲剣」であり その後、ヤマトタケルの窮地を救う「草薙の剣」となります。

歌舞伎にはこう云った宝剣がたくさん登場致しますね。



『紅葉狩』の戸隠山の更科姫、実は鬼女に、平維茂が喰われそうになった時 
これを救うのが維茂の持っていた名剣「小鴉丸」。

鬼女の台詞に「汝が所持成す小鴉丸 その名剣の威徳にて今ぞ表す わが本体!」
とございます。


また、同じく『茨木』では羅生門で渡辺綱が鬼の片腕を切り落とし
叔母に化けた鬼が取り返しに来た時に 「髭切り丸」と云う名剣で戦います。


『獨道中五十三驛』では、抜けばお天気が変わり 雷が鳴り雨を降らす
名剣「雷丸」を 色んな人が取り合います。(笑)


さらに『八犬伝』で、犬塚信乃の持って居るのが名剣「村雨丸」。
「ひとたび抜け放てば、切っ先より霊気を呼び起こし その露は雨の如く降り続く・・・。」 




歌舞伎にはよく登場するフレーズに「一天にわかに掻き曇り・・・」

名剣とは、自分が知らない間でも 持ち主を助けてくれたり 
お天気を変えたりしてくれます。

この雷丸や村雨丸こそが、今の日本の列島 色んな場所に欲しいですね。(笑)


「ああ、この夏はこんなに暑かった」そんな思い出になる日が来る。
それまでは 皆頑張らずに頑張って この酷暑を乗り切りましょうね。

エアコン つけて下さいね。