今日のブログは、お芝居から離れまして 最近の出来事について
書かせて頂きます。



昨夜、待ちに待ったニュースが流れました。

タイの国の洞窟に閉じ込められた少年とコーチ13人が
全員無事に救出されたとの事、まずはよかった~、と思いました。

ご家族の方の喜びもひとしお ホッとされた事と思います。


ここの所、色々なニュースつづきで 気持ちが暗くなってしまいますような時に 
最後の少年たち5人が無事に救出されたと聞いて 胸につかえていた大きな塊が 
いっぺんに抜けたくらいの爽快感と感動を受けました。

そして涙が出て参りました。


正直、全員が無事にそろって脱出できるのは 想像以上に
難しいのではないか・・? と。

少年たちが洞窟に閉じ込められたと云う 漠然としたニュースの
流れたのが18日前。

当初はなんでそんなとこへ行った? と 不思議に思い
すぐに救出できるのだろうと、軽く考えておりました。


ですが、場所も場所 雨の多いタイの、沁み込む水と時間との勝負。

しかも、閉じ込められてからダイバーによって発見されるまで
9日間も要し さらにその場所が入口から5kmも奥で
ところどころが、水没していてプロのダイバーでさえ
到達するのに6時間を要する、などとの情報を聞くと
私、たちくらみするほど 気が遠くなるような思いでした。



え? 水没と暗闇のデコボコの穴ぐら 一人通れるかどうかの場所もある
そんな曲がりくねった光のない洞窟へ・・・?



5kmと云うと私の最寄り駅、板橋本町から巣鴨までの距離。
巣鴨まで地下鉄で4つ目の駅ですから これ、かなりありますよ!

少年たちは奥へ奥へと逃げて さらに水があふれて来た時、
どんな気持ちだったのでしょう?

怖かったでしょうね・・・。

ダイバーに発見されるまでの9日間、暗闇の中で心細い 
今にも途切れそうな気持ちだったでしょうね。



自分自身に置き換えると、閉所恐怖症の私 まず暗闇の中で
閉じ込められたら 絶対パニックを起こしております。

ましていつ出られるかもわからない
正気で入られるかどうか? 私 全く自信がありません 


考えただけでも 動悸がしてしまいます。


ダイバーに発見されてからでも さらに9日間は光もない洞窟で待機、
すぐに出られると思ったでしょうに!

でもダイバーが現れた時の映像では、みんな平常心で驚きました。



サッカーチームらしく ワールド・カップの行方が気になっていたと答え、
心配しているこちらを 和ませてくれるような会話まで・・・。

少年たち コーチの方の指示に従い 自分の気持ちを抑え平静を保ち
よく我慢していた事と思います。

ただコーチの方は、少年たちと洞窟へ入ったこと かなり後悔されたでしょうね。


でも、決して自分を責めないで頂きたい。 

あなたが居なかったら 少年たちはおそらく助からなかったでしょう。

決してあなたのせいではありませんから、まずみんなが助かったことを喜び
自分を傷つけないで下さいね。

少年たち よく頑張りました。


再び洞窟を出て新しい空気を吸った時、また太陽の光を浴びた時、
今までとは違う何かを感じたはずです。

思いきり、泣いていいですよ。叫んでいいですよ。
自分自身の気持ちに正直になってかまいませんよ。

「奇跡は諦めないやつの、頭にしか降りてこない!」
まさにその通りだと・・・。


そしてこの救出作戦に随時されたダイバーや関係者の方々、
本当にお疲れ様でした。

わが身を犠牲にされて 少年たちの救出に随従されたタイの兵士の方、
本当にご苦労様でした。謹んでお悔やみを申し上げます。

世界中がこの救出劇に注目しておりました。

私も息詰まる思いで この作戦を見ておりました。

でも全員無事に助けられて、本当によかった。


心に残る素晴らしい救出劇でした。



でも、ちょっと振り返ってみますと 日本でも 助けを待っている方がいます。
どちらも 自然の脅威。


たかが水、されど水。


少しでも早く被災地にも 明るい光が訪れますように。
心から祈っております。