今日は、朝早くに御園座の客席で顔寄せがありました。

10時すぎの顔寄せは私は初めてかも・・・いつもは11時とか1時とか?

もちろんこんなに早い時間設定は、役者側の都合ではなく 
おそらく会社側の設定だと思うのですが・・。

と、申しますのは今回の御園座の再興は 名鉄ホール 中日劇場と
制作を共にして、博多座のように松竹の他に東宝や、その他の公演の制作もと
復活したのです。


ですから6月の御園座公演は ジャニーズ主催の『滝沢歌舞伎2018』であり
7月は舟木一夫さんの公演。

8月さらに3公演、不思議な取り合わせな公演が続きます。(笑)


歌舞伎を例にとりますと 劇場が無くなると云うのは その地の歌舞伎の公演が
なくなると云う とても寂しいもの。

これは巡業公演では代わりは勤まりません


そこで新生御園座で できるだけそれを補おうと云う考えでしょうか?

今 名古屋はご観劇人数が減少しているそうです。
その事を猿之助さんは 今日の顔寄せで

「この地に『ワンピース』を上演するのは初めてです。
さらに、一部のお席は 他より高い入場料が設定されています。

そのお客様に、あそこの席とこの席の違いは何?と 思われないように
熱意をもって お芝居を盛り上げて下さい。 この席でよかった・・と
思って頂けるように・・・。」

半分はジョークを交え 半分は心底真剣にみんなに話されました。


名古屋での演劇の火を消してはいけません
その為の御園座ですので 私たちも頑張らねばなりませんね。


劇場が違いますと また 同じ演目でもその劇場に合わせて
また進化いたします。

大きな新橋演舞場から コンパクトな松竹座へ移った『ワンピース』
コンパクトならではの 迫力のある本水のシーンなどが 見られたと思います。

では、御園座の『ワンピース』はどんな舞台になるのでしょうか?
こればっかりは 私たちにもまだわかりません。



今日は立ち回りの出入り変更 ダンス変更の抜き稽古が行われ
明日は全体の場当たりと 出入りの稽古が行われます。

名古屋で本格的なスーパー歌舞伎II『ワンピース』の始まりです。
 
名古屋バージョン『ワンピース』ぜひ見にいらしてください。