1月のお休みも、ほぼなくなって参りました。

一般の方からすると、かなり長いお休みで さぞかし羨ましく
思われている事でしょう(笑)

お休みが長過ぎて 自分でも来月仕事できるのかなあ~? 
なんて心配もしております。(笑)

年末年始は、大阪 2週目は北陸旅行、3週目はインフルエンザ
4週目は回復に時間を費やしてののんびり状態と、お休みを堪能しました。



来月博多座で上演される『磯異人館』の初演は、1987年2月の歌舞伎座で
この時の主人公 岡野精之介は中村勘三郎さん

その後 2007年8月歌舞伎座と、2011年博多座で上演されました。
この時の岡野精之介は勘九郎さん

そして来月博多座での上演は4回目となり 今回は中村橋之助さんが
初役で岡野精之介を勤められます。


私は2007年8月の時に警固役 市来文之亟のお役で出演させて頂きました。

今回私はこの作品には出演しておりませんが、配役がさらに若返っての上演は
楽しみですね。


お話は、幕末の薩摩藩 薩摩切子に携わる職人の物語ですが、
正直ハッピーエンドとは参りません

薩摩切子、鹿児島特産で独特な輝きを魅せるガラス工芸品ですね。

江戸切子が無色透明な細工なのに対し 薩摩切子は着色したガラス細工、
と云うのが特徴ですね。

これらも予備知識として作品をご覧になられると面白いと思います。


勘三郎さんが初演され 勘九郎さんに継がれたものが さらに橋之助さんと云う
若手に作品が継がれていくのは なにか薩摩切子伝承を思わせるものがございます。

博多座での上演は非常に楽しみな作品でもあります。

乞うご期待です。