今日は冬至。太陽が出ている時間が一番短い日ですね。

と云う事はこれからは、徐々に日の指す時間が長くなっていくと云う事で、
今日がその境の日。


これを例えて「一陽来復」と云い、これからどんどん「運」がついて行く日。
「ん」の付いた食べ物を食べると良いとされております。

そこでカボチャ!(笑)カボチャは南瓜とも書き 読み方はナンキン、
運が二つもついているのです。(笑)

その他にレンコン、ニンジン、キンカン、ギンナン、カンテン 等々。(笑)

こうなるともう、語呂合わせのようですが、これらの物を
食べると云うのはこの時期 寒くて体が硬くなっているのを 栄養を取って
寒さに負けないようにするための 昔からの知恵なんだそうで・・・。


つまり「ん」は「いろはにほへと」の最後の文字、これから「一陽来復」
よろしく初めに戻り 運をつけて行くと云う 意味合いです。・・・と


そして運をつけるために身を清めるとして 禊の意味から湯に入り
さらに邪気を払うために ゆずを湯に入れるのでそうです。

冬至=湯治=(読み方が)ゆず・・・(笑)


あれ?この話どこかで聞いたことがある?と思った方も きっとおられますね。
そう、今日のブログの内容は 朝の、とある番組の言葉検定で 
放送しておりました事の受け売りです。(笑)


でも何気ない事でも 意味が分かると ああ、なるほど!とつながりますのは
歌舞伎でもよくある事です。 



今日は歌舞伎座の楽屋のお風呂にも ゆずが10個くらい湯船に浮かんでおり
なんともいい香りと目の保養に『実盛物語』の出番が終わってからのお風呂に
身も心も癒されました。(笑) 

楽屋係の方が用意したのか? それとも役者さんの誰か?
かは、わかりませんが、なんとも乙なものですね。

この乙と云う表現も、甲乙つけがたい つまり1番もいいが2番もいいと云う意味で
所謂B級グルメ的な発想です。

一流ではないが、二流でもない! と云った考え方でしょうか?

でも私は、お客様から乙な役者だね、と云われないように 頑張らねば(笑)