超大型の台風。

皆様の地域は 大丈夫だったでしょうか?
あちらこちらで 被害が出たりしている模様。
休校になった学校も多いのではないでしょうか。

ですが こういった災害時。
いわゆる 警報が出ましても 電車が止まりましても
基本、役者は時間に何としてでも、劇場に居なければなりません。
お客様がおられます限り、舞台はございます。


と云う事で、通勤時間に関東を直撃もあり得るという予想もございました
今回の台風。

私は危ないなと思った時点で あらかじめ歩いてでも劇場に着くことのできる
ホテルを予約しておりました。
家人も仕事ですので、家人も地下鉄一本で行けるところを選択。

他にもホテルをとった人 何人もおりました。

みな、何としてでも劇場におらねばならぬと言う意気でおりましたが、
一晩過ぎましたら 「あれ??晴れてる??」「台風どこ行ったん?」


交通網は混乱をきたしておりましたが、雨も上がり太陽が覗く空には
どこか拍子抜けいたしました。


昨日ご観劇の皆様も 本日ご観劇の皆様も さぞ気をもまれたと思います。
そんな中でのご観劇 本当にありがとうございました。

心から感謝いたします。




さて、ここから本日の本題。

スーパー歌舞伎セカンド『ワンピース』2年前に続いての再演。

スーパー歌舞伎の初演は1986年(昭和61年)猿翁旦那の『ヤマトタケル』
もう、33年前ですか? 

その初演からスーパー歌舞伎に携わって来た人たちも 
今では数えるだけになりました。


そんな中、スーパー歌舞伎どころか、セカンド『ワンピース』の
初演すら出演していない人たちが 今回 出演しております。(笑)

先日、紹介しました人魚のケイミー役の笑猿さんもそうですが、
その笑猿さんの国立劇場歌舞伎俳優養成所の同期、市川翔乃亮さんです。


お役は1幕2場アマゾン・リリーの場面でハンコックの姿を見て
一番最初に失神してしまう兵士の一員。

何ともユニークな倒れ方です(笑)

その後は2幕、ニューカマーランドの一人で、
これもなかなかユニークなメイク・アップを施しております。

こんなメイク。

イメージ 1


これは今ぞ時めく ブルゾンちえみのメイクを
捩っているのでしょうか? そっくりですね(笑)

こう云ったところにもなかなか、役者のセンスが出ております。

自分をどう目立たせるか、そのセルフプロデュース力も大切なもの。


彼は笑三郎さんのお弟子さんで、この5月松竹座の公演の折に
翔乃亮のお名前をもらって初舞台を踏んだばかりですが、
なかなかどうしていい舞台度胸をしていて これからも末頼もしい若者です。

2年前の『ワンピース』では、まだ国立劇場養成所に在籍中の
生徒さんでしたが、こうやって新しい若者が
おもだかや一門にどんどん出てきたことはうれしい限りです。

私が彼らの年齢の折 頑張って行こうと思い 現在に至りますが、
果たしてこれから彼らが 私の年齢の時にどうなっているでしょうか?
楽しみな反面 その頃にはもう私は・・・(笑)

笑猿さんと翔乃亮さん それぞれ頑張ってもらいたいです。


・・・若いっていいですね・・・

先ほどまで 某ドラマの録画を見ておりまして この言葉しか 思いつきません。


若いっていいですね。