昨日の屋島観光の続きからです。

しまなみ海道の能島&村上海賊の事と 屋島の源平合戦の詳しい事は、
近日中に私の視点を加え 改めて書かせて頂きます。ご了承ください。

で、昨日 屋島と源平合戦古戦場の八栗を後にしまして
琴電志度線で向かった先は、もちろん志度。

ここではJR特急との乗り換えのための途中下車の旅でしたが、
思いがけない人の故郷と聞き ここで待ち合わせの間に
ある場所へ訪れない訳には行きませんでした。

歌舞伎の『神霊矢口渡』を執筆致しましたのは、
ペンネーム福内鬼外(ふくわうちきがい)

誰だかすぐにわかりますか?


この人の本当の名は平賀源内です。 
ここ志度は、平賀源内の生誕の地。


志度駅からすぐ近くに源内通りがあり、その向こうには平賀源内記念館。

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中には源内の色んな発明の品や 生い立ちの記録 
また歌舞伎の脚本などが 展示されておりました。
が 残念ながら館内は撮影禁止。

また反対方向の場所には 平賀源内の生家が今でも残って居り
ここも訪れてみました。


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生家の裏庭は薬草がぎっしり植えられており、平賀源内が薬草術にもたけて居り
その事で藩をどれだけ潤してきたかも 知れました。

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発明家であり薬草学をおさめ、戯曲も書き 
さまざまな才能に優れていた平賀源内。
さしずめ医療の為にエレキテルなる電気を発明したのは、有名ですね(笑)


そう云えば、今年の4月、金毘羅歌舞伎で上演されたのが
『神霊矢口渡』で雀右衛門さんのお舟。襲名披露狂言でしたね。
父親 頓兵衛は弥十郎さん。

この四国に所縁の演目でした。

その後 志度からJRで、しま旅の地である 徳島に向かいました。

ですが「しま」はここまで、昨晩は徳島のひとつ手前の池谷から
鳴門線に乗り換えて鳴門駅へ。

そこから路線バスで、昨晩滞在の鳴門大橋が見えるホテルで一泊。

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そして本日、「しま旅」最終日は大塚国際美術館へ参りまして、およそ5時間。
ここの美術を楽しみました。

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作品自体本物は全くなく すべて陶板で模倣画ですが、そのレベルの高さたるや
驚くべきものです。

入ってすぐにまずは、システィーナ礼拝堂のミケランジェロの最後の審判。

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イタリア、バチカン市国のシスティーナ礼拝堂は撮影禁止ですが、
ここはどれでも撮影OK!(笑)

ここでは愛之助さんや上村吉弥さんたちのシスティーナ歌舞伎も
上演されておりますね。


さらに、フェルメール・ダヴィンチ・ピカソ・ゴッホ・ルノワールなど 
本物を凌ぐ美術作品に唖然(笑)

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ここは、1日居ても飽きないくらいの作品が並んでおります。


でも、帰らない訳には行きませんので この美術館の前から
大阪なんば行の バスに乗りまして 本日の滞在先は
家人の実家 大阪です。

猿三郎旅日記「しま旅」これにて終了です。
ありがとうございました。


しばらく大阪での休日です。