昨日のスマホやタブレットのYahoo!ニュースに興味ある
記事が掲載されておりました。

≪見出しは年の差心中事件≫の衝撃の真相。

なにやら、興味をそそる見出しで、イラストが浮世絵でしたので
思わず見てしまいました。(笑)

永井義男氏による寄稿と云う事で、
『桂川連理柵(帯屋)』のモデルとなった呉服屋の主人 
帯屋長右衛門と信濃屋お半のその後に迫る真相と云う記事でした。

お芝居では24歳差の心中として、終わっております。
しかし真相は・・・。

以下、その記事からの抜粋、要約した内容です。


駆け落ちしたお半と長右衛門。 長右衛門は逃亡資金として、
店から二百両と云う大金を持って桂川まで来て 渡し船に乗ろうとした。

しかし大金を持っていることを知った 船頭二人が示し合わせ
長右衛門とお半を殺し、川に流してしまった。

船頭二人は、金を折半にして京都で商売を始め成功した。

ひとりの船頭が病気となり、息子に過去の悪行を白状して、
「何かあったらもう一人の船頭を訪ねて行け」と 言い残して
死んでしまった。

息子はもとより道楽者で、親の財産を食いつぶして、
もう一人の船頭の処へ金の無心に行き、初めは渋々金を渡していた
船頭=紙屋の主人も 結局は堪忍袋の緒が切れて 追い出してしまった。

怒った息子は、紙屋の主人のかっての犯行を奉行所に訴え出て
紙屋は役人に召し取られ 町中引き回しの上 獄門に処せられた。

長右衛門とお半が殺害されて38年目だった・・・と。



この真相がわかるまでは、桂川に浮かんだ二人は
心中に偽装されたいたので 心中とみられていたのでしょう。

心中も切ないですが、なんかお半と長右衛門が逃げおおせて居ては
歌舞伎のお話にはなりようがございません。
ですが、こういった真相と云うものがでてまいりますと・・・ 
「事実は歌舞伎や小説よりも奇なり」とも云った感じで・・・ 
この結末とお話は とてもお芝居になりません(笑)


実は 私はこの話知りませんでした。
こんな事になっていたのか・・・と唖然としてしまいました。

お半と長右衛門はやはり 歌舞伎の中だけに生きているのでしょうか?(笑)

先日この話を書きまして、その直後の記事でしたので
ご紹介いたします。

でも、真相がそうだったとしても やはり 歌舞伎の話の方が
馴染みがあるのは皆様も同じだと思います(笑)