昨日書きましたように ベネチアからは、バスでフィレンツェ近郊の
プラトーという町のホテルへ到着しました。


朝早くにまた、起こされまして(笑)7時45分 出発予定。

毎朝一応モーニングコールをしてくれるのですが、
私たちはコールのかなり前に起きていて、起こされるということは
全行程ありませんでした(笑)


朝食が6時45分からと云う事で、みんな時間通りに
0階(海外ではロビー等 日本の1階は0階です。)のレストランへ

しかし朝食会場は真っ暗で、何も並んでおらず、ツアーのメンバーは
ロビーで待機状態、これには添乗員さんは大慌て!

フロントに問い合わせても、レストランとホテルとは経営が違うらしく
連絡してみるが わからない 知らないの一点張りだったそうです。


本来は7時開店だった処を、ツアーの出発時間都合上、
旅行社から15分早く開けてくれとの通達をして 事前に了解を
得ていたそうなのですが、経営の責任者の方と現場のチーフとの
連係ミスのようで、15分の時間が埋まらなかったみたいです(笑)

ま、日本でもよくある事ですが、添乗員さんはツアーのメンバーに
本当に申し訳なそうでした。
でも走り回って、私たちが朝食にありついた後も、
現場の人と交渉している姿(翌朝もありますので)を見て 
怒った人は誰も居ませんでした。

各自バイキング朝食を食べ 予定時間通り7時45分に
フィレンツェ観光に出発。


このホテルに2連泊の為、バッケージを閉じて
持って来る必要がないので その分は助かりました。

巡業ではありませんが、ミラノ~ベネチア~フィレンチェは、
1日ずつスーツケースを開けては出し また詰めては閉じるの
繰り返しでしたから、荷物を置いていけるのはありがたかったです。

身軽になって小さいバッグひとつでのフィレンツェ観光。

前回書きましたうフィッツィ美術館 ヴェッキオ宮殿 等々は
ツアーの現地ガイドさんと共にまわりました。
詳しい事は省略させて頂きますが、折角ですので写真を数枚(笑)

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ウフィッツィ美術館に限りませんが、こちらの美術館は元が宮殿だったり
公的な建物だったりしますので、美術作品以外に天上も床もすべてが見所。

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入口にはミケランジェロの「ダビデ像」のレプリカがございます。

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ヴェッキオ宮殿の二階部分から500人広間を見下ろしましたら
こんな感じです。
残念ながらこの日は、何か別の催しが予定されていたようで
半分は入ることが出来ませんでした。


ツアーの観光が終わり昼食は ここでは中華のお店に。
このあたりから、数人の人たちとも親しくなりはじめ お店でも
6~8人が一つのテーブルを囲むと云う食べ方が 苦にならなくなりました。

はじめはやはり 何となく話しづらく家人とだけの会話でしたが、
あちらからも声をかけられたりとか ツアーに対する事が
話題となったりしました。

ですが「ベネチアの自由時間はどこに行かれたのですか?」との問いに、
「えぇ ちょっと劇場に。」と云うと「劇場? また変わった処へ?」
「えぇ 少しご縁が・・・」「???」状態で、さすがにまだ
本当のことが言えず 質問されたあちらも 困られたでしょうね(笑)

ここの中華でも出て来る食べ物はイタリア分量!多い多い!
さすがに年配の並ぶテーブルでは食べきれません

残すのは申し訳ないし・・・。

しかし大学生グループは物足らなさそう?「よかったら食べてくれない?」
のひと言に、待ってました、とばかり「頂きます!」と一言。

そうすると、「あ こちらのもどうぞ!」「これもよかったら?」と
あちらこちらから食べ物が彼らの処へ、
彼等の机には 空のお皿がどんどん増えていきました。

若いっていいなあ~(笑)と 本当に思いましたね。
結局、円卓スタイルのお料理 全部なくなりました(笑)


そんなかやで、昼食後はオプショナルツアーの人たちは、ピサに向かい
それ以外の人は6時半出発までのおよそ5時間、フリータイムとなりました。

今回は行きたいと思っていたところがいくつかあったのですが、
最近、フィレンツェのドゥオモ周辺の観光施設は、すべて共通券での
扱いになったそう。
それも、いくつかの施設には、時間の予約が必要なのです。

混雑緩和でしょうか。


数か所あるチケット売り場のうち、一か所に行きますと、
券売機ではどうもクレジットカードでしか買うことが出来ないようで、
有人販売所に。

購入後、私は某所に行くために その後の予約は家人に任せました。
どうも、券売機が同時に予約機になっていたらしく、英語表記に切り替えて
二か所の予約をとったらしいのですが・・・

後ろで日本人の方が覗き込みながら
「この人何の操作してるの」
「こんなんわからん」
「なにをしたらそうなるの」
「無理や」
等々 などなど・・・さんざん大騒ぎされたそうです。

聞いてくれたら教えようと思ったみたいなのですが、
ひとしきり騒いだ後に 断念したらしく・・・(笑)
操作が終わるころには いなくなっていたとか・・・

イタリア語ならさておき、一応英語ですから・・・
チャレンジしてみたらきっとできたと思います。
何事もまずチャレンジですよね。


と、この場にはいなかったので 楽観的な伝聞を書いておりますが、
この後に私も 試練の場が訪れました。


家人の要望で、高い所から、フィレンツェを見下ろしたかったそうなのです。
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写真右からベル・タワー、茶色いのがクーポラ(実際はベルタワーよりも高いです)
ドゥオモの正面、一番左が後程行く 洗礼堂です。


どっちに上る?「ドゥオモのクーポラ?」「ベル・タワー(大鐘楼)?」
それとも「両方?」

の問いに「3択? どちらも登らない、の選択は?」「ない!」
と云われ 仕方なくベル・タワーに上る事に・・・(涙)


なぜなら、クーポラは上がり階段が頂上まで途中フロアなしとか?
ベル・タワーは途中で休憩できる場所があるそうなのです。

結果は大正解!高さは向かいのクーポラとそれ程変わらない高さですが、
上まで来るには 相当息が切れました。(笑)
ですが、途中の層で何度か休憩が出来ましたので、自分のペースで
歩いて登ることが出来ました。

こんな階段です。
しかも、降りてくる人が来るとこの幅ですれ違います(笑)

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82メートル、414段の階段を はぁはぁいいならが 一番上に。
しかし上に上がってみると 一望できる景色には大満足!

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しかも、クーポラに登っていたらクーポラは見えませんが、
こちらからは すぐそこにクーポラが!

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吹き抜ける風は気持ちよく、かいた汗も心地よかったです。

また、先ほどからドゥオモと呼んでおりますが、
正式にはサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂
この中と、地下にあります遺構、付属美術館にも行きました。

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その後は『インフェルノ』の映画に登場しておりまして、映画の中では
ダンテのマスクが隠されていたサン・ジョヴァンニ洗礼堂へ

ここはドゥオモとベル・タワーのすぐ隣です。
中に入りますと 圧倒的なゴールドに しばし唖然(笑)

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これがマスクを隠した水盤でしょうか?

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と、汗をかきかき階段を上ったり、様々な施設を見学したりで
自由時間は終了。

集合時間に再びオプショナル・ツアー組と合流して、ホテル近くの
レストランでの夕飯となりました。


もう1泊して、次の日はローマに向かいます。
さあいよいよ、ローマの休日です(笑)