月は変わっておりませんが、私どもの感覚から申しますと、
11月公演は、もう先月の公演。

ですから、私にとりましては 今はもうすでに 12月公演 
とは言いましても 私は先月の歌舞伎座の楽屋と同じ部屋なのですが・・、

通勤経路と楽屋の環境は変わりませんが、周りの人々が一新されましたので
まるっきり雰囲気が違います。(笑)


先月と同じ楽屋で、私の化粧前は先月と同じ場所 
ですが今月は欣弥さん 猿四郎さん 弘太郎さんとおもだかや一門の兄弟弟子での
楽屋です。

先月は 大先輩方に囲まれまして 私もその楽屋の中では若手(笑)と云う
楽屋メンバーでございました。

同じ部屋、同じ場所でも違うものです。(笑)



色んなお稽古のあと、顔寄せが午後6時に始まり 玉三郎さん 獅童さん 勘九郎さん
七之助さん 中車さんに猿弥さん 他 おもだかや一門の半数が一緒です。

猿之助さんは世田谷パブリック・シアターで『エノケソ』に出演中。
笑也さん 段之さんたちは、国立劇場に行っております。

先に段治郎さんが喜多村緑郎となり 春猿さんが来春、河合雪之丞。

さらに来春 右近さんが右團次を襲名されるとなると 
右近さんのご一門も 澤瀉屋から 右團次一門 高島屋となります。 

おもだかや一門もグッと人数が少なくなりますね。
大所帯、ワイワイした雰囲気を いろいろな時代に渡って 見てまいりました。

旦那の活躍されていた時代、そして最盛期、
旦那が舞台に立てなくなった時代のおもだかや。
そして、その後の今に続きますまで 色んな時代がございました。

寂しいですが、来春は本当にそれぞれの 新しい出発です。

私は年齢的に新しい事は もう無理かもしれませんが、
今あります 新生おもだかや一門として 精一杯頑張って参るだけ・・・。

そんな今年の最後の月の顔寄せが 本日行われました。