今日は、先日見ましたダン・ブラウン原作の映画『インフェルノ』の
感想を少し 書かせて頂きます。


原作を読んでから見た『ダヴィンチ・コード』
原作を読まずに見た『天使と悪魔』

それぞれに、面白かったのですが原作を読んでから見ると やはり
『ダヴィンチ・コード』は物足らなさを感じました。

あれ?あの部分の謎解きは 省略されるの?
あれ?こんなに 簡単にここにたどり着くの?と思うこと多数。


『天使と悪魔』はその分 想像をめぐらし、自分も犯人捜しなど 
物語の中へ入って行ける面白さがありました。


今回の『インフェルノ』は、原作は読んでいないのですが、
実はテレビの「世界ふしぎ発見!」の特集を見てからの映画鑑賞となりました。


テレビで先に、舞台となるフィレンツェやベニスなどの、紹介があり
絵画の「ダンテの神曲」の説明もあって これはこれで、わかりやすかったです。

ただしテレビではもちろん 物語の内容には触れておりませんでした。


そして映画を見まして、正直 私の採点は80点(笑)

もちろん色んな方の解釈もありますでしょうから、
原作を読んでいない状態で あえて見た 私個人の採点です。


物語は非常に面白く、『007シリーズ』を彷彿させるアクションに、
謎解きのサスペンスが加わり、ジェームズ・ボンドほど強くない主人公、
トム・ハンクスのラングトン教授が、知恵と知識を巡らしての逃亡に
とても共感が持てます(笑)

それなのになぜ? 80点か? 

なぜなら、まず謎解きのシーン 特に「ダンテの神曲」
大事な場面で 画面そのものをもう少し見ていたかった!

テレビの「世界ふしぎ発見!」を 見ていた分 私は助かりましたが、
初めて見る方は、意味が分からないかも? 
それでも「え~?っと」と 思っているうちに すぐに次のシーンへ移り 
まして 次から次への 移動のカメラワークで 目迷いしそう!(笑)


それから登場人物が複雑で(これは、ダン・ブラウンの特色ですが・・)
さっきのは誰? 今度出てきたこの人 どこの人? 的な? 

私の頭の中で、登場人物がつながらないのです(笑)

いい人?わるい人? 

そして映画だから許されるのでしょうが、貴重な建築物が
メチャクチャに壊されます! これいいの?(笑)

最後に、このシリーズのテーマが段々 人類滅亡に向かっており
なんか考えさせられますが、少し突拍子もないかな? なんて。

そんなことを考えまして マイナス20点(笑)

でも内容は、とっても面白いですし どんでん返しどんでん返し 
あれよあれよっ?てな 感じでした(笑)


もちろん見た後の充実感はありました。

まだご覧になられていない方のために あえて、物語の内容には
触れませんでした。でも お勧めの映画ではあります。

そんな感想の『インフェルノ』でした。


『ダ・ヴィンチコード』のパリは それまでにも仕事で行ったことが
ございましたし、その後には 映画の聖地巡礼とは言いませんが
幾つかの地を辿る旅をいたしました。

『天使と悪魔』この主な舞台は ローマ。

私は初めての海外、そして同時に初めての海外公演がイタリアの地でした。
その時には 何か所かで公演をいたしましたが 首都のローマでは
公演がございませんでしたので、行ったことがございません。
必然的に バチカンにも行ったことがありません。

行きたいなあ~と云う、海外旅行の候補地には なっておりますが
なかなか実現しない所の一つです。


今回の『インフェルノ』
これは、ヴェニスとフィレンツェ。

ヴェニスには行ったことがございますが(初海外の初都市がヴェニスでした)
フィレンツェにも行ったことがございません。

色々と行きたいところが増えてまいります。

次のお休みはいつでしょう・・・
次はどこに行きましょう・・・

映画を観て 次のお休みに思いをはせるのもまた 映画の楽しみ。




最後に・・・

壊された建造物の事を書こうとして、地獄の『インフェルノ』の
文字を入れましたら『院増えるの』って変換され 思わず自分自身で
ひとり笑いしてしまいました。

院とは寺院!それが増えるの? は、隠されたダヴィンチ・コードの様で・・・(笑)