台風 招待もしないのに、また関東にやって来ているもよう。

台風が来るコースも、大きさも 強さも そして被害の大きさも
時代と共に 変わってきたように思います。

人間が原因の、温暖化のせいでしょうか?

「野分(のわき・のわけ)」「颶風(ぐふう)」「大風」

おおよそ 平安時代の昔から 言い表されておりますこの台風、

いつの世でも 台風とたたかい、台風に翻弄され、そして共に生きてきた。
そんな四季や移り変わりのある日本だったはずですが 
ここのところの「○年に一度」や「前例のない」が多くなりすぎましたのは
憂うべきことです。


昨日の宣言通り 今日もうちからは出ず・・・の生活でした。
あ、夕方に買い物には出ました。
雨が小降りの間に うちから3分の食品雑貨スーパーへ。
今のうちだ!・・・と。(笑)

同じように思った人が多かったらしく 近くのスーパーは
それなりに賑わっておりました。



今日も一日テレビ桟敷。

朝のうちは一人で映画を 全編づつではなく 断続的に垣間見ました(笑)

ジョン・ウェインの西部劇『マクリントック』と、はじめて見る
アメリカの刑事もので推理的TVドラマ『パーソン・オブ・インタレスト』と
そして昨日の続きで、大軍を率いて降伏を迫るペルシャ軍と戦う
ギリシャ・スパルタ同盟軍を描いた歴史劇『300(スリー・ハンドレッド)』


ケーブルTVのリアルタイム放送を、違う時間帯で見たのですが、
面白かったのがこの3作品 奇しくも同じ台詞が出て参りました。


もっとも字幕スーパーでしたので、翻訳がたまたま、一緒になったのかも
知れませんが・・・。歌舞伎にも通じる台詞。

掟から法律、戦いや犯罪の中で 主人公に相対する人、
例えば女性であったり、同胞であったりする人が、
「時代が変わったなあ~!」と嘆きますと 
主人公が云います台詞。

「時代が変わったんじゃない! 人が変わったんだ!」・・・と

それぞれの場面で それぞれの主人公が それぞれ とても重みのある言葉で。


昨日、『越前一乗谷』の上演の時のお話を書かせて頂きました。

私も見ながら、たった10年近くで「時代は変わったなあ~」と 
思いましたが、なるほど10年で、時代が変わったのではなく 人が変わりました。

台風も、人が変えたのかも知れません

旧歌舞伎座から、新生歌舞伎座誕生へ 人が変わり そして現在。

でも人が変わったと云う事は、若手がどんどん成長していると云う事でもあります。
悪い方に変わらず いい方に変わる様に・・・。

そして私も、時代と共に忘れられない様にしなければなりませんね。(笑)



午後からは 難しいことを考えずに 家人と共に「超高速参勤交代」を
私は劇場でも見ましたので 二度目。

現在、リターンズが劇場上演中ですので、こちらも見に行きたいものです。
こちらは 主要人物は変わらず、同じ時代同じ登場人物での物語。

どんなリターンズが見られるでしょうか。


変わるもの、
変わらないもの、
変わらなければいけないもの、
変わってはいけないもの


猿翁旦那の格言です。

その中で 私はどう変わり どう変わらず行けるでしょうか。