慌ただしいように 9月になりましたね。
やはり台風10号の爪痕は大きなものだったようです。

南海上には台風12号も発生とのこと、まだまだ油断はできません

私も昨日1日の豆台風以下 本日はぐったり模様、
ですが少し私用もございます。

夕方からは時間的に やっと解放されましての大阪の生活。

今日は、先日に見ました2本の映画の感想を書かせて頂きます。

先月23日、出番終了後と千穐楽の次の日 29日それぞれに、
『ジャングル・ブック』と『シン・ゴジラ』を 見に参りました。

このふたつの映画の共通点!

現実にはあり得ないことが、映画の中では現実として進んで参ります。

さらにそれが虚構の世界なのに所謂 トリックではない実写として・・
もちろん実写ではありません CG(コンピューター・グラフィック)
なのですが、これが実写とCGとの区別ができないほど 
よくできております。

同じCGでも 先の『ジャングル・ブック』はあり得ない動物たちとの
ふれあいがとても楽しく 夢のある物語として描かれております。

私は字幕スーパーの映画を見たのですが、動物たちが話す言葉は
ある意味 吹き替えなのですから わざわざ英語版の吹き替えを
字幕スーパーで見る意味は? 

日本語版の知っている方たちが吹き替えているほうがよかったかな?
と思いましたら 英語版の吹き替えもスーパースターな方たちばかり!

これはこれでよかっかな・・・?と 思いました。

映像はディズニーの総力を挙げての映像。

ジャングルから動物に至るまで 実写は主役の男の子だけで
あとはすべてCG 遠いところで揺れる木の葉1枚までがCGで
動きは全部スタジオで製作された映画だそうです。

あのジャングルが全部ない! 動物は実際には居ない!

それならこの少年 誰を相手に台詞を喋っているのだろう?
私たちが見ている、出来上がった映像の中でしか 話す動物の相手はいない筈・・・。

それはそれで、この少年の演技力に感心致しました。

お話も、すこぶるディズニーらしいオオカミに育てられた少年と動物たち。
ある意味 心の癒された映画でした。(笑)


それに対して『シン・ゴジラ』は、あり得なくてよかった!の恐怖の物語。

今までのゴジラ映画ではなく 東京に、いや日本にゴジラなる生物が
初めて現れたという設定で、物語はどんどん破壊の方向に進んで参ります。

まるで先日の台風のようです。

人類が初めて、未知なる巨大生物と遭遇するドキュメント的な進み方で、
その生物は、体に絶大な生命力と攻撃力を備えており 対話は不可能!
活動の原因は、それが恐怖の原子力!

鎌倉や蒲田、品川 そして東京駅あたりの都心が全滅!

今までの いかにも作られたミニチュアの都市ではなく、
現在の私たちが住んでいる、毎日見ているビル群や街角が
ゴジラが移動するだけで 悉く崩壊して 人々が逃げ惑います。

これがCGで忠実に描かれます。

それに対する自衛隊のヘリや航空機 戦車やミサイルなどの攻撃が

その迫力や 台風や津波などのニュースをリアルタイムの
ライブ映像でも見ているような衝撃的な恐怖です。

そしてその対応に追われる 首相や国の中枢部の人たちまでが 
物語り半ば ゴジラによってほぼ全滅!

まだゴジラが正体を現さずに登場した時や、その後の人事 処置の対応が 
あまりにもお粗末で 日本のお役所仕事らしく 時間がかかりすぎ
笑うに笑えない現実も 見ている方が頭を覆いたくなるような
恐怖の一つです。(笑)

その中で世界はゴジラの進撃を防ぐために、最終決断として東京で
核兵器を使おうとする計画。

ゴジラよりこちらの発想のほうが怖い! と思ったのは私だけでしょうか?

ま、なんとかそこまで行かずになんとか ゴジラを最後には
食い止めるのですが、それからどうするの? 
と いうところで映画は終わってしまいます。

オイオイオイ! 続きを作るための・・・?と 考えてしまいますよ。(笑)

とは、云えゴジラや防衛のテーマ曲が流れるとワクワクしてしまうのは、
悲しいさがです。(笑)

なんにもせよ、台風や津波などの防ぎようのない大災害と同じく 
予測のつかない大きな力を ゴジラという生物を借りて表現しているようで
一応 最後には人の力の結集で この映画では何とか一時的?に 
ゴジラの進撃を止めましたが 人間の無力さを思い知らされた
映画ではありました。 

これは、空想として楽しんで見ていた 今までのゴジラ映画にはない
恐怖のゴジラ映画でした。


少し長くなりましたが 最近見た二つの映画の
私の感想を書かせて頂きました。