毎週日曜日の大河ドラマ『真田丸』私も毎回 楽しみに致しております。

放送もすでに半年以上が終わりましたが、実に面白いですね(笑)


真田幸村の一生を追っかけておりますが、幸村の名前を使わないのは
斬新的でもありますが、大阪生まれの私は どうも幸村であってほしい
気持ちの方が強いです。(笑)

放送はもちろん 地方公演や舞台出演中の時には 録画でないと見られませんが 
それでも私が、見られるときには夜8時からの放送を ほぼリアルタイムで
見ておりますのは、かって猿之助さんが亀治郎時代に主演をされた
『風林火山』以来でしょうか?


昨日の『真田丸』も興味深く見ました。

(録画などで まだご覧になってない方は ご注意ください)


歴史を追うと云うよりは 人物の葛藤を描いている部分が面白く
時々あるもののように 奇抜すぎたりして、ある程度歴史を知っているものには
「流石に それはないだろう?」 と 云う描き方ではなく 
「なるほど こう云うとらえ方があるのか?」と 納得できる脚本は
さすがだな~と感じます。
(まあ、奇をてらい過ぎの部分も無くはないですが、それを上回る面白さです)


昨日、放送の関白秀次への誤解、考え方の行き違い、一族郎党 子供までの斬首。

秀次の謀反! 

記録だけを見ますと 秀吉は甥っ子になぜここまで ひどい事ができるのか? 
今までかなり疑問なところもありましたが、
昨日のお話は なんとなくわかったような気が致しました。
(まあ、史実と云うよりも 解釈の一つで 納得のいく結末と云う感じですが)

それにしても一百姓から 関白にまで昇りつめた秀次が、哀れですね。

ここまで、丁寧に秀次が描かれた作品も 少ないのではないでしょうか。
秀次と云う人物の生涯、意味をもたせた脚本だったと思います。


他にも、ここまでの物語の中で、平岳大さんの演じられた武田勝頼も
強烈な印象を残しました。
この方とも 同じ舞台に 立ったのも 不思議な気分です。

榎木孝明さんの演じられた穴山梅雪、
温水洋一さんの演じられた小山田信成 この裏切り者二人の存在感も秀逸でした。



この時代の歴史は私 大好きですので、その他にも 戦国時代の
真田の上田城の戦い方や徳川と北条の板ばさみ 豊臣に下ってからの現在。

そして、これからの関ケ原 大阪 冬、夏の陣の戦いは 大変興味深いです。


私は幼少の時から、大阪ミナミと云われるところに30年近く住んでおりました。

ですから、小学校の時にも友達との遊びの範囲は、『真田丸』にゆかりの深い
空堀商店街であり 真田山公園(真田丸跡と云われております。)であったり、
前に住んでいた高津町はこのあたりのすぐ近く。

天王寺公園の一角は 茶臼山と呼ばれ 家康と幸村には本陣を競った
因縁の場所。 
すぐそばに幸村最後の場所 安居神社などもございます。

そう云った意味では 幸村の生涯そのものが まだよくわからない小さい頃から
馴染みの場所だけは知っておりました。

それが却って歴史好きに 拍車がかかったかも知れませんし 
そしてまた 歌舞伎好きになった因縁かも知れません(笑)


その昔、同じNHKで大河の時間帯ではありませんが 池波正太郎さんの
『真田太平記』も大好きで その時幸村を演じられた草刈正雄さんが
今回、父の真田昌幸を演じられているのも興味深いです。

この時の昌幸は丹波哲郎さん 信幸は渡瀬恒彦さん

余談ですが『黄金の日々』の呂宋助左衛門(染五郎時代の松本幸四郎さん主演)
まで登場致しました。(笑)

色々とその時の放送の場面と重なるところもあり、これからの『真田丸』
関が原の合戦となり 九度山に謹慎させられ 大坂の陣への復活は 
本当に期待しております。

昨年末に行った高野山、その途中には 九度山がございます。
その折には 時間的には 行くことが出来ませんでしたが、
大阪の 実家からは 同じ沿線。きっと 近いうちに行きたいと思っております。


今日は、私の『真田丸』に関しての 個人的な感想を書かせて頂きました。


ただ・・・ただ・・・1つだけ言わせてください。

おおさか・・・ではなく おおざか と云って欲しいな~
どうもここだけは 聞くたびに違和感で「ん??」となってしまいます。(笑)